キン肉マン研究中…

このサイトは、『キン肉マン』と『キン肉マンII世』の評論サイトです。詳しくはこのサイトについてをお読み下さい。このサイトは単行本派にとってのネタバレを多く含んでいます。

目次

更新情報

3月07日『悪魔崇拝について』を追加。
3月02日『スペシャルゲスト』を追加。
2月20日『地獄と魔界』を追加。
2月13日『漫画の中の悪魔 』を追加。

アンケートへの、ご協力ありがとうございました。投票結果により、次はキン肉マン(スグル)を考察すると思います。

更新ついでの一言

今回の文章は色々な点で、見切り発車です。実は、買ったアレイスター・クロウリーの本、まだ全部読んでません。
しかし、今時、クロウリー読むとかいったら、D.Gray-man考察の参考資料ですよね! あるいは、レンタルマギカ。せめてCCさくらでしょう。
でも、キン肉マンの参考資料。だって悪魔超人考察中だから。だけど、ゆで先生の参考資料は、『悪魔くん』と『魔太郎がくる!』のような気がします。

それから、ゆでたまご先生の生育歴・家族歴が不明なので、文章を途中で投げてます。29周年記念で自伝とか刊行されないんでしょーか。ゆで先生より無名で自伝を刊行なさってる漫画家は、結構いらっしゃったはずです。藤子先生のような偉人伝ではなく、締め切りと借金取りに追われる日々を綴った、自虐路線の自伝だったら、むしろ無名の人の方が説得力がありますから。


以前、こんな感じの文章を書いたことがあります。

「チェック・メイトは生まれてから今まで、まわりは悪行超人ばかりという地中深くd.M.pのアジトで育てられてきた…」
『キン肉マンII世 (3)』 第20回)

「ワシとチェック・メイトが出会ったのが、地球の地下深くd.M.pのアジト内じゃった……」
「やつはまだ5歳くらいでどうやら親に捨てられ
道ばたで拾い食いしているところをワシが見つけたんじゃ。」(『キン肉マンII世 (3)』 第22回)

2週の間に微妙にチェックの過去が改竄されているような気がしますが、サンシャインの最初の説明は端折っていたのだということで納得しましょう。現実でも数十分前と違う話を「実は……」という感じでしだす人はよくいます。

まあ、こんなのは、愛読者の勝手なつじつまあわせなんですが、実は、これ正解だったのかも。

だって、最近ゆでたまご先生はインタビューで、「実は……」が多いですから。
母子家庭って明かしたのも、このall aboutのインタビューが最初のような気がしますし、今回のまんが☆天国のインタビューの「弟と妹」がいるっつーのも、初耳です。「妹」はロビンやセイウチンやイケメン・マッスルの例から、いるんじゃないかと思っていましたが、弟は想定外でした……。

まあ、29年間分、ゆで先生のインタビュー集めてる訳じゃないので、最近初めて明かされたと断言はしませんが。
これまでのインタビューでは、ジャンプ連載時代、中井先生と嶋田先生が一緒に暮らしていなかった理由を、「(両方東京にいるという前提で)生活習慣が合わなかった」とかいうように、説明していらっしゃいました。今回の説明では、「嶋田先生は、そもそも大阪にいた」ということになっていました。

「健気な嶋田先生は、母親と弟妹の面倒を見るために大阪に残った」というのが、たぶん、実情に近いんでしょう。ですが、そういう話は出たとしても、再来年ぐらいでしょうか。

そういうことがあるから、今回の漫画王のインタビューも、鵜呑みにはできません。数年後のインタビューでは、また新たな真相が明かされて、話が変わっているに決まっています。父親とは離別なのか死別なのかとか、明かされていないことはかなり多いので、まだまだ衝撃の新事実はあるでしょう。作品内の歴史も、作品外の歴史も、始終書き換えられるものなのです。キン肉スグルの過去や、キン肉万太郎の過去は二転三転しています。今後、チェックの過去についても、サンシャインあたりがまた違う話をするかもしれません。

ゆでたまご先生は、生い立ち等のアイデンティティに関わる部分を、他人に対して色々とごまかさざるをえない人生を、送ってきたんじゃないでしょうか。
それが悪いといってはいません。ええ、家庭の事情とかを、見知らぬインタビュアーに、軽々しくしゃべらないのは、大人の良識ですよね。
有名作家ともなれば「自分は逆境に育った」と、立身出世、英雄伝説、ビルドゥングスロマン語っちゃうのも、許されますが。ゆで先生は、最近そういう気分なんでしょうか?

ゆでたまご先生は、複雑な事情がある家庭に育った、それは確かです。どんな事情があったかは、わかりません。
一般に、何か事情がある家庭に育った少年には、いい加減なことを口にする傾向があります。(参考資料『アダルト・チルドレン』)。それは彼らが嘘やごまかしの多い環境で育つからです。例えば、親が夫婦喧嘩をしているので、幼い子供が「どうしたの」と聞きます。そこで「お父さんがパチンコで給料の大半を使ってきたのよ」と事実をはっきり言う母親は、あまりいません。「テレビのチャンネル争いをしてたのよ」とか、適当にごまかします。また、「お父さんの仕事は?」と近所のおばさんに聞かれて、「無職で昼間から飲んでる」と答える子供も、あまりいません。彼らも「銀行員だよ」とか、ごまかすようになります。これらはあくまでも、一例です。そういえば「孤児のカオスが、請求書を両親からの手紙と偽る」という、いい例が『キン肉マンII世』にありましたね。全ての少年が、誇ることができ、また信用できる両親を、持っているわけではないのです。

ゆで先生の作品の矛盾の多さは、単なる記憶力の問題ではなく、人間関係は適当にごまかすのが当然という感覚が、強いせいなんじゃないかと思います。いい加減な、と思う人も多いでしょう。ですが、本当のことをいうと気まずいことになるとか、ごまかさないとおこられるとか、そういう「事情」を幼い頃から背負ってこられたという可能性もありますので、責めてもしょうがないことなのかもしれません。

ところで、たまには「中井先生単独インタビュー」とか読みたいなあ。

2008.3.9




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