マンサク&どこかで見た謎の少女の「エクリプス」ちょっと小話



マンサク(以下『マ』)「皆さん! くっぷくぷ〜!!」

謎の少女(以下『謎』)「………」

マ「ん!? 君、挨拶は…? くっぷくぷ〜って!」

謎「………」

マ「そういえば、名前もまだ聞いてなかったっけ?」

謎「………」

マ「おいおい、名前くらい教えてくれても…」

謎「フン………」

マ「若紫色のストレートヘアーに、人を射殺すような目線…どこかで見たような…」

謎「………」

マ「やたら無愛想なアシスタント…まぁいいや。 では今日は1月下旬からシコシコとシナリオのお手伝いをさせてもらっていた『ECLIPSE−絶対隷奴計画・喪失少女−』(ニューラル)について、少しご紹介したいと思います」

謎「勝手にすれば…」


マ「最初お話をいただいたときは、CG何枚か分のテキスト書くくらいならなんとかなるだろ、と実に軽い気持ちで始めた作業だったのですが…なんのなんの、3月末まで寝る間も削ってやるハメに…」

謎「…遅すぎ…」

マ「近所の自販機で連日栄養ドリンクを売り切れるまで飲んでいたら、最近陳列本数が倍に増量されてしまいましたし…」

謎「…飲みすぎ…」

マ「慣れない作業に四苦八苦し、あれこれいじっていたら、結局トータルのテキストボリュームが400KBを超えてしまいました」

謎「長いだけなんて労力の無駄…」

マ「なんか、つっこみキツイなぁ…」

謎「全て真実」

マ「………」


マ「担当させていただいたパートは、ルセリナの手記部分と、バーシアのエロイベントです。ニューラル殿のサイトを見ていただければ判るとおり、二人ともなかなかの美人なんですねぇ!」

謎「オマエに言われるまでもない…」

マ「ん? なんか言った? 中でもルセリナなんて本当にツボにはまるキャラで、ついつい涎が…じゅるじゅる。ああいうお姉さまキャラは大好きなんです! それに比べるとバーシアは、まだ発展途上なんですが…」

謎「キッ!」

マ「うわっ、何故君がそう睨む! なんかまずいこと言ったかなぁ…」

謎「くっ………」


マ「と、ともかくディレクターからも『二人とも思うままに屈伏させて』と、私の特性を見越した指示がありましたので、『屈伏担当』として自分のフィールドで楽しみながらイベント書くことができました」

謎「それなのに、出来はあの程度か…」

マ「ルセリナにはトラディショナルな屈伏手法を用い…」

謎「…意味不明…」

マ「バーシアには、サイバーエロな屈伏手法を使いました」

謎「激しく意味不明…チッ…散々好き勝手して…コロス!」

マ「なんで君がそんなに怒るのだ?」

謎「フン………」

マ「綾守竜樹様も『エロはギミック』とおっしゃっています。有り得ないような仕掛けを考えるってエロ小説の醍醐味なんですが、反面苦労もするのです。ギミックに凝りすぎて、わかりにくい所があるとすれば、猛烈に反省いたします…」

謎「オマエが反省しても腹の足しにもならん」


マ「共通してこだわった部分といえば、やはり媚薬・催淫成分でしょうか? 私の場合、まずこれがないと始まりませんので。 媚薬って他のゲームでも出てくるんですが、飲んでも効いているのかどうかよくわからない等、雑に取り扱われている場合が多いんですよね、美味しいアイテムの割に。そこは、まぁきちんと描写したつもりです。あとは普通に焦らし・生殺しなども…」

謎「…それなりに、ね」

マ「目指せ!媚薬文化の向上!」

謎「バカ………」


マ「それから、屈伏に到る過程ですが、簡単に屈伏すると面白くないため、結構長目にしました。長時間に渡る責めってのを表すために、色々工夫しました。 やはり乳を揉まれただけで堕ちるのはマズいですからね(笑)」

謎「そんなもの読まされる声優が大変…」

マ「ルセリナの場合、パート全体のタイムスケールが長くとれましたので、各イベントが連携して、徐々に堕ちていく様がうまく表現できていればいいんですが…」

謎「オマエの腕だと、まず無理ね」

マ「ルセリナパートでは、私好みのを責め手として登場させることができました。蛇みたいなゲス野郎や反吐が出そうなブタ野郎とか」

謎「ろくでもない連中ね」

マ「そのせいかノリノリでイベント書けたかも(笑) そんな連中に囲まれて、ルセリナ君には精一杯、頑張ってもらいたいと思いますね!」

謎「鬼…」

マ「ルセリナは結構人気があるらしいんで、責任重大!?」

謎「ワタシは?」

マ「私? 一体君は何を言っているんだ??」

謎「えっ…イヤ……問題ない」

マ「少し赤くなったぞ」

謎「うるさい!」


マ「バーシアパートは、公開されたイベントCGのように各種尋問を… そのなかからエロさを嗅ぎ取っていただかればうれしいです」

謎「嗅ぎ取らないとわからんレベルか! …せっかく裸体まで曝したというのに…」

マ「ん? さっきから何をボソボソ言ってるんだ?」

謎「フン!」


マ「仕事帰りにプロット考えているときなんか、ニヤつきながら歩いてましたしねぇ、今思い起こすと。 どこにでもいるサラリーマンに見えても、頭の中は何を考えているか判らないってことです。皆さんご注意を!」

謎「…変態め」


マ「P−mate5月号でも、4ページの紹介記事が載っていました。ニューラル殿のサイトで公開されている以上のイベントCG満載です! スーツ姿で堂々と立ち読みをしてハァハァしてきました。」

謎「するな!」

マ「あちしの担当イベントは、ニューラル殿のサイトでも紹介されているバーシアの『BAD MEDECINE』くらいだったのですが…他にも色々楽しめそうな感じでしたね。そういえば近々発売の『TECH GIAN』にエクリプスのオリジナル体験版がつくそうです。お楽しみに!」


マ「ところであちしの担当パートのイベントは、普通に一回やっただけでは選択肢次第で全く見れないかもしれんのです(涙)。まぁオマケのような扱いですんで… んで、できましたら色々やり込んであちしのイベントを見つけて欲しい…ってのがお願いです」

謎「フン…そんなマメな奴が世界で3人もいるかどうか…」


マ「さて、ご紹介してきた『ECLIPSE−絶対隷奴計画・喪失少女−』、5月30日発売、定価は8800円の予定です。出来上がってみて、もっとキャラを立てるべきだったとか、心の機微を描ければとか、もっとこのイベントは濃密に仕上げるべきだったとか、この台詞をもっとイヤらしく言うべきだったとか思い残すことばかりで…なかなかこれは完璧だ!なんてものはできないですね。ギリギリの時間まで、持てる力は注ぎ込んだつもり…です」

謎「せいぜいその程度が限界」

マ「稚拙なテキストは、『十六夜残月抄』書いてから何も進歩していないかもしれませんが、ディレクターに補強していただいた上に、素晴らしいCGと音声が付く予定ですし…」

謎「なんという他力本願」

マ「あちし以外にもシナリオ担当者が複数おりますので、仮に購入されるという方がいても、充分そちらで元は取れるかと」

謎「なんという無責任」

マ「最後までつっかかるなぁ…図星だけど。ところで、君誰だっけ? やっぱり気になるんだけど…」

謎「…本編やれば?」

マ「はぁ? なんだかよく判らないけど、ではこの辺で…皆様、戯言に付き合っていただいてありがrとうございます!」