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  第一話

 ここに、ダブルベッドが1つ置いてある。そうだな、12畳ほどの部屋だから、けっこう幅を取ってる。ベッドには真っ白なシーツが敷いてある。ベッド自体は木製の頑丈な物だ。年季が入っているので脚なんかは渋く黒ずんでいる。なかなか高級な物のようで、『3人が乗っていても』軋んだりはしない。
 大きな木枠の窓に掛かったカーテン。厚手のもので桃色がベース。たくさんの花が乱れ咲いているイメージで、刺繍が入っている。暖かい色彩の中に、どこか卑猥な雰囲気を部屋に与えている。
 目を落とすと、僕が持ってきた鞄がある。中に入っている物でこれまでに使用したのは、小瓶に入った睡眠薬だけだ。そばのテーブルの上に、紅茶の半分入ったカップが3つあるのが見えるだろう?そのうち2つに、透明な睡眠薬が入っていたんだ。あとの1つは僕が飲んだ分だからね。

 ゆっくり部屋を眺め回そうか。三面鏡があって、その下にはサイドボードがついている。箪笥はずいぶんと格調の高い物だとわかる。本棚には漫画なんて入っていない。海外の文学集や文庫本、日記帳なんかが入っている。純文学からミステリー、歴史小説や時代物。持ち主の幅広い読書ぶりが窺える。
 コートが掛かっている。フードのついた深緑のダッフルコートだ。大きなポケットから革の手袋が顔を覗かせている。コートの隣にはセーラー服が掛かっている。オーソドックスな濃紺色でカラーには二本線。スカートはひだひだの物で、同じく色の濃い紺である。セーラー服がハンガーに少し不均衡に掛かっているのは、きっとだらしない『僕』が掛けたせいだろうな。クローゼットの扉に対して平行でない。

 じゃあ、そろそろベッドの上に目を向けようか?暖房が利いているから、僕はTシャツにトランクス。これでも寒くない。目の前の二人は、僕より遙かに涼しい姿をしているんだから。
 僕の目の前に4本の脚が投げ出されている。すらっと伸びた艶めかしいナマの脚。白くて陶器のようになめらか、すね毛なんて全く無くて、指は小さく愛らしい。足の裏、土踏まずの辺りは凹んでいて、彼女たちが良く歩いていることを示している。右手に座っている少女の右足を少し触ってやると、彼女は眠っているにも関わらず、小さく脚を捩らせた。小さな足の指がくすぐったそうに踊っている。乳色の裸足が微かに揺れる様は、見ていて実に淫心を駆り立てられる。

 鉋で入念に削いだような、すべすべの細い脚をじっと附根の方まで目を通す。どうだろう、今度は左側で横たわっている女性の内股の柔肉にそっと触れてみる。汗を掻いた様子もなく、絹のような滑らかな触り心地で、軽く押せばモチモチとした弾力を堪能できる。弛んでいるのではない。上質の美女の肉が艶めかしい白色の肌の下に詰まっている。どちらの女体も、附根から爪先まですっとしなやかで、薄く血管が透き通っている。この繊麗な肌が男の指をどの程度知っているかは、これから少しずつ確かめていくとしよう。

 体を動かして僕は二人の狭間を頭方面に移動する。膝の辺りまで来ると観察を再開する。右手の少女は純白の下着を穿いている。イヤらしい切れ込み具合も、男に媚びるようなレースの透過もない、極ごく素朴な下着である。中央部分にやんわりと膨らみがあるので、この麗しい少女は上付きの神秘を持っているとわかる。この薄衣の下に美少女の羞じらいが隠れていると思うと、今すぐにでも剥がしたい。それを堪えて下着の下腹部に触れてみる。親指を除く4本の指で小さな楕円を描くように触れると、この下着が綿で出来ていると確認できる。
 一方、左手の女性は右手の少女より随分と露出の多い下着を着用している。色は桃色だが、股の部分の作っている角度が少女の物よりずっと鋭い。彼女もまた、薄布の下にささやかな膨らみを息づかせている。腰のまろみなどは右手の少女よりもオンナを感じさせる。それは成熟した臀部からも見て取れる。引き締まって平らな下腹部にやんわりと触れてみる。彼女の桃色の下着が上品にもシルクだと判別できる。淫らな指先を弾き返すようなすべりを感じた。

 目を閉じて、右手で少女の羞じらいの丘を、左手で麗女の淑やかな丘を、同時に撫でてみる。見えない分だけ指先に集中すれば、右手にはささやかな膨らみを、左手にはやや発達した隆起を感じられる。太股を触って受ける生肌の手触りは、左右共に同じくすべすべであるが、やはり女の源である器官には成熟度にかなりの差があった。その女としての熟成期間の差は、年数にして8年ほどである。

 座ったままじりじりとシーツの上を移動する。2つの女体の間、腰の辺りに自分の体を落ち着ける。まずは右の美少女の腹部を観察する。彼女は趣味で水泳をやっているので、腹の辺りに弛みはない。少し押してやれば脾肉と同じような弾力を味わえる。愛らしい臍の窪みのそばに、小さなほくろがある。顔を接近させて臍を覗き込むと、少女の小さなへこみの中にクシュッと誕生の残滓を見て取れる。
 続いて、左側の美女の腹を堪能したい。右手の美少女に比べると、腹部は柔らかく膨らんでいる。むしろ女らしい肉体と言えよう。もっちりした肌は淡雪のように透明な白さを帯びている。女の規則的な呼吸に合わせて微かに上下している。少し脇腹を手で撫でてやると、くすぐったさに腰を引く。艶めかしい動きが色白の肌と合わさって、実に扇情的である。成熟した女体の中で柔軟な肉が躍動しているようだ。

 もう少し頭の方へ移動する。丁度、2つずつの胸の稜線を手に取れる位置まで。右手にはたおやかな少女のあくまで慎ましい小振りな膨らみがあり、左手には麗しい美女の胸当てから溢れ出しそうな乳房がある。血を分けた女体の最大の相違点は、この部分の発達にあるのかも知れない。もしくは右手の美少女も、将来的に左手の麗女のような豊かな膨らみを獲得するのだろうか。それは未だわからない。
 ただ、現状では右手の少女の膨らみは若々しく、僕の手に包み込むことが可能である。白い胸当ての上からそっと押してやると、なるほど未熟な果実のような生々しい硬さがある。きっと女に目覚めてから、こうした青臭さが抜けていくのだろう。二度三度と押してやると、美少女の乳房が反応してか、柔らかいスウスウと言う寝息がスッスッと短く乱れた。
 一方、悩ましいばかりの膨らみを持った麗女の乳に触れてみる。手の平で下から押し上げるように掴み、優しく左右に揺らしてみる。次に真上から掴んで引いてみたり、ぐにゃりと形を崩してみたりする。手の平に溶けてしまう程ソフトな触り心地である。上品にして優雅な膨らみは、桃色の胸当てに寄せられて深い峡谷を作っている。両手で左右の淑女の乳房を同時に揉んでやると、2人の温かい呼気に雑音が生じ、乱れた吐息の交響曲を奏でる。右手の指から感じる蒼さと、左手の指から感じる熟れた柔らかさ。目を閉じれば一層強く乳房の異なる撫で心地を満喫できる。

 美少女の締まった裸身は鎖骨や首筋も凹凸がはっきりしている。ほっそりと浮いた鎖骨から丈夫な肩に掛けては、敏感そうな肉が付いている。腕なども細いけれど、決して痩せているのではない。少女から大人に脱皮する手前の健康的な肉付きだ。肌を合わせていく内に滴る女肉へと成長していくに違いない。
 左手の美女の肉はすでに十分まろやかに育っている。肩のなだらかな線や脇から腰へ至る曲線、肩から指先への二の腕や肘の辺りもふっくらとしている。少し腕を開いて脇に触れると、そこはしっとりと湿っており、女の秘めやかな汗の匂いがした。手入れされた腋の下に顔を近づけてそっと舌先を這わせる。微かに舌を刺す女の汗の味が媚薬のように僕を奮い立たせた。

 鶴のように細い首の先に美少女の眠り顔がある。卵のような輪郭を覆う黒い髪。肩まで伸びた髪をそっと手ですくい取ってやれば、さらさらと掌に潤いを残して元の位置に戻っていく。何度か繰り返すと僕の手には花の匂いが付着する。甘酸っぱい乙女の香り、そんな印象を受けるシャンプーの匂いであった。
 切れ長の目を塞ぐまぶたには長めの睫毛が生え揃い、つんと天井を向いている。気の強そうな鼻梁は端整で澄ましている。少し指先で触れてやればひんやりと冷たい。しかし漏れこぼれる鼻息は柔らかく温かい。指を伸ばして桃色のくちびるを触ってやる。くちびるは乾燥せずに微かに湿っており、薄いながら花弁のようである。手の平で果実のような頬を撫でてやると、美少女は少しくちびるを崩して笑みを浮かべた。
 賢そうな顔つきで、時に家庭教師の僕に食ってかかる美少女も、今は穏やかに寝息を立てている。

 左手で眠る美女の顔を覗き込む。下着姿にも拘わらずうっすらと額に汗を浮かべている。整った顔、特に眉間の辺りに小さく皺を寄せているのは、彼女が何か悪い夢でも見ているのか。ふっくらした薔薇色のくちびるを時々小さく開いて何かつぶやいている。寝苦しそうな表情が見ていて悩ましいほどである。軽く額に手を乗せるとひやっと汗が手に着いた。歳の離れた妹をずっと育ててきた美女の苦労は、寝ている間も休ませてくれないのだろう。僕は左手の人差し指の先で彼女の汗の雫をそっと拭ってやった。
 ブローした髪はふんわりと軽く指先に艶めかしく絡まってローズ香を立てる。妹と同じように黒くしなやかな髪は数本が額に貼りついていた。

 そろそろ、睡眠薬の効き目が失われる頃だ。僕は2人の下着姿の女を背中合わせに座らせて、脚を大きく開かせた。まずは腰に麻の縄を巻く。2人の白く柔らかい流線を持った腰を麻縄でひと括りにする。姉妹の腰が繋がり、柔白い背中がピッタリと水も漏らさないほど密着した。
 次に足同士を縛る。脚を開かせた状態で妹の右足と姉の左足、妹の左足と姉の右足を、足首の所で縄をぴんと張るように結びつける。2人ともなかなか柔軟な股関節の持ち主で、ほとんど足首同士がくっついた状態で縛ることが出来た。美姉妹は、白いシーツの上で背中合わせの大開脚をさせられ、その上麻縄の戒めを受けて繋ぎ合わされ、それに気がつかぬまましどけなく眠っている。2人の接点、黒髪は溶け合って一つの塊を為し、背中の女肉は磁石のように吸い付いている。
 たとえ目が覚めても足を動かすことは出来ない。足を閉じることは、すなわち相手の股間を引き裂くことになるからだ。お互い膠着したままで、神秘的な膨らみを曝し出さなければ行けない。

 もう少し、意地悪してやろう。僕は姉妹の手首同士も同じように繋いでやった。さらに大きめの白い手拭いと2個のゴルフボールで即席の猿轡を作り、頭ごと姉妹の口を塞いだ。手拭いでボールを包み口を開かせて咥え込ませるんだ。
 背中だけでなく後頭部も密着した姉妹は、その艶やかな髪の境目さえ判然としなかった。最後に、一本の黒い布を使って姉妹の目を覆った。もはや、目が覚めても何も見えないし声を出すこともできない。僅かに、背中や後頭部に血を分けた者の温もりを感じるだけである。それ以外の自由は、僕が奪ってやった。


 姉は【平山友紀子】といい、妹は【平山聖夜子】という。25歳と17歳。紆余曲折を説明すると長くなるので省くが、今はこうして2人でマンションに住んでいる。若い2人に不釣り合いな荘重な家具は親の形見だと思って間違いではない。僕は『従兄弟兼聖夜子の家庭教師』としてここに出入りしていた。


「んん・・・・・・」

 動くことを思い出したように、二つの女体が微かに揺らいだ。だが、口に挟まったゴルフ球のせいで、苦しそうな呻きを発するに止まった。もう少し動きたかろうが、お互いの手足を繋がれていては、文字通り微動するしかない。聖夜子がもどかしそうに腕を動かすと、友紀子の逆の腕が引っ張られる。

「んっ・・・・・・」

 鼻から抜ける吐息が漏れ、聖夜子はもう一度腕を伸ばそうとする。しかし同時に友紀子が腕を上に挙げようとしたため、2人の腕は何かに引かれるように止まった。どうやら、目が覚めてきたようだ。

「・・・・・・うっ、うんっ!?」

 大いに驚いた友紀子の悶声が聞こえる。どんな気分だろう?3人で紅茶を飲んでいて、気がつくと縛られた上に目隠し・猿轡状態だ。聖夜子も覚醒したようで、周りを確認するべく首を左右に振ろうとする。だが顔は直に姉と繋がっているのでそれも叶わず、まさしく全身を支配された状態で絶望の声を漏らした。

「んんっ、んうぅ・・・・・・」

 ジッと見ていると聖夜子の桃色のくちびるから、友紀子の薔薇色のくちびるから、透明の唾液がつつと流れ落ちる。とろりと顎を伝う唾液は卵のような曲線を描く顔の輪郭からシーツへと、厭わしい糸を引く。淑やかで気品のある友紀子はそのだらしなさに、勝ち気で純情な聖夜子は屈辱感と羞恥から、唾液を溢れこぼしている状況に顔を赤らめた。

 胸当ての上からそっと友紀子の豊かな乳房に触れてやる。男の指に乳房が悦んで小さく身を捩らせば、剥き出しの背中を合わせた妹も肌の摩擦に思わず体を揺らす。今度は聖夜子の張りつめた乳房に手を掛け、白の胸当ての上から初々しい乳首を探る。柔らかい素材のカップなので、聖夜子の乳の形をリアルに感じ取れる。隆起の中央からやや下に他とは触感の違う突起が感じ取れた。

「んん、んゃっ・・・・・・」

 こうやって男に乳を揉み触られるのは初めてか、仮に経験があっても意に反して触られるのは屈辱的だろう。聖夜子は額にしわを寄せ嫌悪感を丸出しにしている。細い喉から声を絞り出してイヤイヤと身を捻り返す。まんじゅうを作るように手の平で乳房を弄びながら、指先でじりじりと乳首をこすっていく。

「・・・・・・んっ、んふっ、んっ・・・・・・」

 慚愧から真っ赤に煌めいている聖夜子の鼻が激しく大小して、乳先の疼きを沈静させようと熱い空気を吐いている。猿轡を噛まされた口の端から粘りのある唾液が垂れ、いっそう被虐の様相を醸している。

「んぁ、んぉんぉ・・・・・・」

 友紀子が苦しげに言葉を発している。おそらく背中合わせの妹を感じ取り、その妹が男に嬲られているのを察して声を上げているのだ。八つ離れた妹は、苦労を分かち合うと同時に、ずっと自分が母親代わりに育ててきた。その妹の危機に敏感に反応している。

2人の臍から下腹にかけて、実に妖しい手首のスナップを利かせて撫でて行く。締まった聖夜子の腹とふっくらした友紀子の腹が同時にくねって嫌がっている。まあ、嫌がっているのも最初だけ。極度の拘束状態に性感を与えられれば、割と淑やかに育ってきた2人も淫らで底の無い肉欲の沼に沈み込んでいく。

「んんっ、んふっ・・・・・・んっ、んっ・・・・・・」

 まさに両手に花である。だが、花といっても淫靡で柔らかな媚肉の花である。右手には微かで慎ましやかな花が、左手にはその花弁の形を指に感じ取れるほど成熟した花が咲いている。未だどちらも下着の上からであるが、粘り強く刺激していけば蜜を噴き出すのも時間の問題である。

「んっっっっ、んっ、ん、ん、ん、ん・・・・・・」

 聖夜子の方が身悶えが大きい。さすがにうぶな花びらを男にまさぐられて生理的な嫌悪感もあるだろう。だが未開の神秘ほど探求心をそそる物はない。僕は指先で柔らかな肉びらをなぞっていく。聖夜子はしきりに腰を捩らせて猥褻な男の指から逃げようとするが、あいにく逃げ場なんて無い。却って僕の淫心は高められ、よけい愛撫に熱が入るというものだ。
 聖夜子のくちびるから糸を引くように涎れが垂れ、シーツの上に無色のシミを作っている。美少女の涎れ垂れ流し状態は可哀想だと思い、僕は聖夜子の顔にくちびるを寄せて顎を伝う唾液を啜ってやった。

「ん!んっ!」

 僕のくちびるを感じた聖夜子は今度は首を仰け反らして逃げ惑う。あまりに純情な反応に僕の興奮は著しく昂揚していく。聖夜子の首筋を大げさに舌で舐めてやった。すると彼女は小さな鳥肌を首に立てて嗚咽のような鳴き声を上げ始めたのである。よほど男に嬲られたのが衝撃的なようである。

 じゃあ、左手の花を味わってみよう。僕はこんもりと成長した膨らみを指先で何度も何度も執拗に触っていく。桃色の下着に神秘の跡がつくほど、ぞりぞりと指先を駆使してなぞっていく。こちらの花はとても敏感なようだ。いやはや貞淑なお嬢さまほど中に溜まった性欲は大きいのだろう。
 成熟した裸体を持て余していたのが明らかだ。僕の指先を浴びた友紀子はまるで久々に女の悦びを思い出したように歓喜の揺動を始めてしまった。薄布がなかったら僕の指に食らいつきそうな花びらの蠢き。

「んふぅぅぅ・・・・・・んっ、んんんん!」

 体が嬉しそうにしているのを何とか鎮めようと、友紀子は喉から声を絞って自分を制御している。しかし25歳の憂え肉を理性で抑え込もうと言うには、彼女の裸身は淫らに成長しすぎている。激しく神秘の裂け目をえぐる僕の指に堪えかねて彼女の花びらはじゅわっと蜜を吐き始めてしまった。

「もう、濡れてきたじゃないか・・・・・・欲しいんだろ?」

 僕が笑ってさらに指先に力を込めると、友紀子は涎れをポタポタと垂らして喜悦に悶え狂う。桃色の下着から滲み出す神秘の蜜は一層湿りを強め、僕の指にネバネバと絡みついてくる。必死に抵抗も虚しく、友紀子の女の花は熱を帯びる一方である。頬を慚愧の炎で真っ赤にしてこらえ性のない自分の裸を羞じている。左手の指が姉の樹液に湿っていく中、右の指は相変わらず渇いた泉をしつこく探索し続ける。

 神秘の溝ばかりでは単調かな?僕はその指を多少窮屈ながらもシーツと尻のあわいに忍ばせる。人差し指でもってグリグリと聖夜子の尻壷を穿るようになぞる。堪忍してと言わんばかりの甲高いおめき声が絞り出されるが、その苦衷の悶絶こそが僕の求める物である。

「んっ、んんんっっっっっっ!」

 物腰柔らかな美少女も男の指を強制的に学ばされていく。美しい流線を持った腰から尻が切ない疼痒にだらしなく揺らめき回る。粘々と白い布に圧力を加えていくうちに、とうとう聖夜子の幼い花びらも堕落の蜜液を育みだしてしまう。小さな円い滲みがひっそりした盛り上がりに点となって現れる。

「おやぁ、聖夜子ちゃん・・・・・・何かなぁ、このシミは・・・・・・」

 僕はその湿りを指先に付着させて聖夜子の柔らかい頬になすり付ける。体がお漏らしをしてしまったことに恥じ入った聖夜子は、可愛らしい卵型の顔をフルフルと振ってそれを否定している。そんな美少女をさらに濡れ渡らせてやろうと思い、僕は爪の先で聖夜子の突起を探り出す動きを展開した。

 左手はすでに畝のような媚肉を耕したせいでべったりしている。どうせ盛んな自慰でもしているのだろうが、柔らかな肉ビラが下着越しに僕の指を咥えて来る。淫乱な器官を持った姉は僕の猥執な指を喰らって、不自由な口からやたら粘っこい唾液をこぼしている。妹の保護者として操を立ててきた彼女だけに、一旦解き放たれた性欲は抑えようもなく膨らんだのかも知れない。

「淫乱な姉妹だな・・・・・・2人とも、ビショビショだぞ・・・・・・」
「んんぁあ、あおぉぁ、うぅぃえぇ・・・・・・」

 『聖夜子は許して』と言いたそうに友紀子は母音ばかりの呻き声を立てる。精一杯の姉の愛情を蹂躙するため、僕は聖夜子の滲みを友紀子のくちびるに塗りつけてやった。

「だめだなぁ、聖夜子ちゃん、こんなに濡らしてるから・・・・・・」

 男に性感を煽り立てられている妹に、何もしてやれない絶望に打ちひしがれている友紀子。そんな嘆きを忘れさせるように僕は彼女の神秘の渦を掻き解していく。控えめな姉は物欲しげに腰を揺らし、胸部に実った二つの肥沃な隆起は桃果のように揺れている。

 目隠しされて黙々と厭らしい指遣いを受忍し続けるとは、どれほど屈辱的で淫猥なのだろう。時間も判らないまま2人の女体は繋がった状態で切なく燃え盛る。無垢な聖夜子の純白にも十円玉硬貨ほどの恥ずかしい水玉が形成され、もはや羞恥の泉は滾々と湧き出る神秘の液で満たされているだろう。

「聖夜子ちゃんは助平だね・・・・・・こんなにオモラシして・・・・・・」

 勝ち気な聖夜子も男の手で辱められ、元気さをすっかり失って羞恥に怯えている。性感の充満した丘を懇ろに撫でさすられて、愛玩動物のようにか弱く半裸を捩る。時々僕の爪先が彼女の雌しべを捉えて下着の上から引っ掻く形になると、息を詰まらせて背筋をシャキッと伸ばし、激しく仰け反るのだ。
 今どきの17歳の少女は早熟なようだが、この聖夜子はまだまだ大いに開発の余地がある。僕は小さな豆状の突起を爪で弄りながら、純白の下着のシミが徐々に拡大していくのを楽しんでいた。

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