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  −西部の女保安官 マーサ・ドレイク−

5 悶える女保安官の太腿

ダグとトムの手はますます微妙に巧妙に、マーサの陰核と菊座を狙って、羞恥責めを続ける。
やつらはマーサのショートパンツに前と後から手を入れて、このセクハラ行為を行っている。
若さに溢れ、輝くような美貌と、健康な肉体から発散されるセックスアッピールを、自分自身ではあまり意識したことのないマーサだったが、やはり、その肉体には素晴らしい女性の魅力が眠っていたようだ。
マーサは憎むべき敵に捕われ(しかもそいつらは、最愛の姉ケイトを陵辱して死に至らしめたのだ)、危機的状にありながら、女の源泉を弄ばれてくやしくも次第次第に肉の悦びが湧き上がってくる自分の肉体に狼狽しつつあった。
「ふふふ、どうだねマーサ、切なそうに目を閉じて、ひひひひ、下半身をもじもじと動かしているな。おやおや、クリ**スもこんなに固くなってきたぞ。おまけにずいぶんとヴァ*ナも潤ってきたじゃないか」
「おいトム、おまえの持ち場のケツのほうはどんな感じだね」
「か、かかわいいいケ、ケツの穴だよ。とても女保安官のモノとは思えないね。ヒ、ヒクヒクと動いて、ホ、ホントはおれの指を中に入れて、メ、メチャクチャ、か、かわいがってもらいたいらしいんだけどね、ひ、必死で抵抗して、あ、穴の筋肉をピッチリ締めてるよ。ホレホレ、マ、マーサねえちゃん、お、思い切っておれの、ゆ,指を奥に入れさせてくれよ。もっと、もっと気持ちよくしてやるよ。ウリャ、ウリャララ」
一段と激しくなったトム坊やの指使いにマーサは次第に逃げ場をうしなう。
「お、おやめ!まだ子供のくせに・・・アアア、その、その指をどけなさい・・・き、聞こえないの?」
「姉の仇に女の急所を平気でもませるなんて、信じられねえ淫乱保安官だな」
「言うな、言うな・・・あああああ、いやらしい指の動きをしないで・・・やめろ、いますぐやめなさい。なんという恥知らずなのよ」
「恥知らずは姉の仇に、ホレ、こんなに気持ちよくさせてもらってるおまえのほうだよ」
「ムムムム・・・・ア、ア、アアアアッ・・・・手を、手をどけなさいったら・・・・ウウウウ・・・縛られてさえいなかったらお前たちなんか物の数じゃないのに・・・ああ、く、くやしい〜〜〜」
「残念だなあマーサ、ところがお前はこれこのとおり、雁字搦めに縛られて、おれたちの操り人形だ。ざまあみろ女保安官め、やっとハクソー一家の怖さがわかったか!」
「うるさい、今に、今に見ていなさい・・・もう、赦さないわよ。おまえたちは私の『復讐の銃弾』で皆殺しにしてやる!!!」
「こいつは恐れ入ったな。おい、野郎ども、マーサ姐御がおまえらを皆殺しにしてくださるそうだ。どうせ殺されるなら、その前にタップリ、タップリと姐御を嬲り者にさせていただこうじゃないか」
「おお、ブルブル、おおこわ、どおせなら、ワテ、マーサちゃんのアソコで絞め殺してホシイワ」
「ウヒヒヒ、そのまえにマーサがおれたちの奴隷になってしまってイジメテホシイなああんて言うんじゃないだろうね」
「ちくしょう・・・人でなし!卑怯者!!男らしく尋常に勝負したらどうなの、どうせ勝てないでしょうけど」
「おれたちが卑怯者だからこそ、お前のような強い女保安官を捕えることができたんだ。卑怯者、大いに結構じゃないか。卑怯者にそのオイシソウな体を好きなように料理される心境はどうだね・・・へへへ」
「おやじ、ゴタゴタ言ってないで、はやくマーサを素っ裸に剥いてやらせてくれよ。おれはもうさっきからムスコが立ちっぱなしだ!」
単純な大男のグリズリーことジョンが大声で催促する。
「おまえはまったくノータリンの単細胞だな。だがまあいいや、これでマーサの体の反応はつかめたからな。よし、さっき言ったように、マーサに自分で服を脱いで裸になってもらおうじゃないか」
「馬鹿をお言いじゃないよ、なんで私がそんな・・・」
「ところがこれがね、おまえはゼッタイにそうするよ。おまえは正義の女保安官だからな」
そうダグが言ってから、
「おい、ヒルダとマヨ・カウイを連れて来い」と命ずる。
レッドとジョンが駆け出していった。
「いいか、マーサ。ここにわれわれに捕われている二人の女を連れてくる。われわれは二人をこれからレイプするのだ。おまえの見ている前でな・・・しかし、もしおまえが自分でヌードになるなら、二人は助けてやってもいい。つまり、おまえは保安官の使命として、二人のか弱い女を助けたいなら、おとなしく自分で素っ裸になることだな!ハハハ、おまえは勇敢で正義感にあふれた保安官だからな。きっと、おれの命令に従うはずだよな」
「卑怯な!なにも関係のない女たちを・・・・」
「うるさい、さあ、どっちにするんだ?女たちを助けないのか、保安官として市民を見殺しにするのか?ふん、しょせん口先だけのニセモノ保安官なのだな!」
そこへ、女賭博師のヒルダ・ブラントンとインディアン大酋長の孫マヨ・カウイがすでに全裸にされて後手に縛られて連れてこられた。
かのじょたちの体はすでにハクソー一家の嬲り者になったらしく、アザがたくさんついている。
あの気丈だったヒルダが男たちの暴力が恐ろしいらしく、おびえきっている様子だ。
「さあ、どうするマーサ!ハッキリ返事しろ」
「アア・・・男のくせに、なんて、なんて、エゲツないやつらなのかしら・・・しかたがない、さあ、私の縄を解きなさい。保安官としてかのじょたちを絶対レイプさせるわけにはいかないわ。そんなに私の裸が見たいのなら拝ませてやる。でもおまえたちのようなイナカモノじゃ私のようなセクシーな裸を見たことがないでしょう?目をつぶさないようにしてよ」
「ようし、そうこなくちゃね、おい、マーサのガンベルトをはずしてこっちへもってこい。なにしろあぶねえからな。それからジョンとレッドは二人の女に銃を突きつけておけ!もし、マーサがちょっとでも変なまねしたら、かまわねえから二人を撃ち殺せ!そしてビルとトムはマーサの縄をいったん解いてやれ」 
「こいつはおもしろいことになったな、マーサ、どうだねこの屈辱は」 
ビルとジョンはニヤニヤ笑いながら、くやしさに唇を噛むマーサの頬を指でつついてはなしかける。
「うるさいわね、さあ、はやく、私の縄を解きなさい!」
「あわてるな、おい、レッド、トム。ヒルダたちにしっかりと銃を押しつけていろよ」
「よし、わかったよ。こんなのはどうだね、ヒヒヒヒ」
とつぜん、マヨ・カウイの悲鳴が起こる。
「アアアッ・・・な、なにするのよおお・・・やめてええ〜〜」
あろうことか、レッドは十七歳の、ここに捕われて処女を散らせたばかりのマヨのピンクの秘所にいきなり銃口を差し込んだのだ。
「いいか、マーサ、ちょっとでもへんなうごきをしたら、マヨのここは吹っ飛ぶからな」
「ウシ、ウシ、こ、こいつはおもしろいや、お、お、おれもやろう」
トムも調子に乗って女盛りの妖艶なヒルダの女陰に拳銃を差し込んだ。
ヒルダは捕われているとは言え、まだガキのトムにいい様ににされる屈辱に頬を赤く染める。
縄を解かれたときスキあらばと狙っていたマーサだが、これではどうしようもない。
ビルとジョンはマーサのムチムチするオッパイや太腿をいやらしく触りながら縄を解き始める。
「ひひひ、おい、このみごとなオッパイを見ろ、おれはオッパイにはちょっとうるさいんだぞ。ただ単におおきいだけじゃあ、となりのババアの垂れ乳だってでかいからな。マーサのは大胸筋がスゲエ発達してるから、乳首がピンと上を向いてるぜ・・・うう、この乳首を噛み切ってやりてえな。チクショウ、まるでおれに挑戦してるみてえじゃねえか!」
「マーサのストリップが見られるなんて、さすがはオヤジだぜ。この女保安官も案外スキモノだな、なんせ姉の仇の前でオ**コを披露するってんだからな」
「い、言うな、私は保安官なのだ、か弱い女たちがレイプされるのを見過ごすわにはいかないのよ。おまえたちに見せたくて脱ぐわけじゃない・・・アア、そ、そんないやらしい触りかたはするな、おまえたちには男の誇りはないのか、レディをうやまう気持ちはないのか!!」
「へへへ、レディは敬うよ。だけどね、レディはおまえみたいに姉の仇の前で素っ裸にゃあならねえよ」
「おのれ、おのれ、この屈辱、おぼえておいで!!!私はぜったいにおまえたちに復讐するからね」
「へいへい、わかりましたでございますよ、ほんとにだれだい、こんなに厳重に縛ったのは・・・なかなか解けないじゃないか・・・こりゃ、そうとう痛いよ。たしかにおれたちにはレディをうやまう気持ちはないようだな。ハハハ」
ビルとジョンはやっとマーサの乳房と下半身に蛇のように絡まりついていたロープを解いて、最後に手首を自由にした。
その瞬間、とっさにマーサはかのじょより二十センチも低いビルに背後から襲いかかり左手で首を絞め、右手で相手の利き腕をうしろに捻りあげる。
小さいビルを人質にしてなんとか窮地を脱出しようとしたが、そのときダグの冷酷な声が突き刺さる。
「おい、マーサ、こっちを見ろ、おれはやると言ったら必ずやるぜ。ヒルダがどうなってもいいんだな?おまえがどうせそう来るのは読めてるんだ」
その声にふりかえると、ダグはヒルダの魅惑的な乳房にサバイバルナイフを突きつけている。すでにそこには
一条の真新しい薄い傷があり、痛々しく血潮が流れている。
「このアマ、放せ、おれを放せ!ヒルダがどうなってもいいのか。おまえは保安官じゃなかったのか?エエッ、どうなんだよ、約束をわすれたのか!」
男としてのメンツをまたもやつぶされたビルは、居丈高になって叫ぶ。
仕方なくビルを解放したマーサに、ビルはくやしまぎれにビンタを見舞う。
「わ、わかったわ・・・くやしいけど、私の負けだわ。さあ、どうとでも、好きなようにしなさい!」
「だからさっきから言ってるじゃないか、さあ、はやく自分で脱がねえか!」
屈辱に唇を震わせながらマーサは、白いシャツに手をかける。
「そのかわりヒルダを放しなさい!」
「そういうわけにはいかないな、おまえがまた暴れださないとかぎらないのでね」
悔しそうにマーサはダグを見たが、やがて観念したようにシャツのボタンをはずし始め、やがてハラリとシャツを脱ぎ捨てる。みごとな乳房が男どもの目に晒される。
「ほう、ほう・・・ご立派なパイオツだぜ。おれは保安官事務所で毎日この日を待っていたんだ。ウウッ、効いてきたぜ、もう前がビンビンだあ〜」
レッドはマヨの体を触りつつ、ヒュウ〜と口笛を吹いてほざく。
「レッド、お前というやつは・・・恥ずかしいと思わないの!」
「おい、おい、さぼっちゃだめだよ。その下のショートパンツも威勢よくパアッと脱いでくれえ〜〜」
その声にうながされてマーサは、心なしか震えている指先でジーンズに手をかける。
ジーンズを留めてあるボタンは四つある。そのひとつをマーサがはずすと男たちが声をそろえて叫ぶ。
「ウヒヒヒ、ひとおおつ!」
悔しさに耐えて二つ目をはずすマーサ。
「いいぞお、ふたああつ!」
「なにをモタモタしてるんだ、はーやーく、オ**コを見せろオオ〜〜」
下品なヤジをとばすレッドを気丈にも、キッと厳しい目でにらむマーサ。
「おい、女たちの命がかかってるんだぞ」
ダグの冷え冷えとした声でマーサは三つ目のボタンをはずす。
「ようし、みいっつ、あとひとつだあ〜〜」
「マーサちゃああん、オジサンがついてるぞおお、ガンバレエエ〜〜」
「は、は、はやくしろよ、マヨのオッパイも切っちゃうぞ!」
トムの少年とは思えないサディスティックな声に、ついにマーサは四つ目に手をかける。
男どもの目がカタヅをのんでマーサの手元に集中する。
「はい、おめでとオオ〜〜、よっつうう!!拍手、拍手ううう」
しかしピッチリしたショートパンツは男たちの期待通り脱げ落ちないのだ。
「どれ、おれがヤサシク脱がしてやろう、おっと、さっきみてえなマネしたら分かってるな」
ビルがその役目を引き受けてマーサの下半身にまとわりつこうとしたが、
「いや、まて。マーサ、自分でそいつを引き下げろ!そいつもスッパリ脱いでしまえ」
ダグの命令を聞いたマーサがやつをにらむが、
「どうした、聞こえないのか!」
と、うながされて、ついにジーンズも脱ぎ捨てた!!
さすがに乳房と下半身を手で覆い隠してマーサはしゃがみこんで、女の恥辱の部分を野卑な男たちの目から逃れようとする。
「立てマーサ。立て!立つんだ!!そして手を腰に当てて、脚を大きく開いてこちらを見ろ。いいか、
おまえは男を男とも思わない気丈な女保安官なのだろう。そのお望みの、おまえがいつも男にしていたポーズをさせてやろうじゃないか!!!」
マーサは気丈にもダグや、いやらしい男どもに挑戦するように、スックと立ち、手を腰に当て、長い美麗な脚線を広げて、唇をキッと噛みしめながらも傲然と立ちすくんだのだ。
だが、これはダグの変態趣味によるのだろうが、ブーツだけはそのままだ。
しかし、なんというマーサの美しさだろうか!
さすがの男たちも言葉もなく、荘厳でさえあるマーサの裸体に見とれる。
エロスの神の造詣になるその裸体は、女としての究極の美しさを持ちながらも、永遠に卑怯な悪人どもとの戦いをやめない、大柄なアマゾネスの筋肉美もあわせ持つのだ。
「フフフフフ、そうだ、それでいいのだ。いままで闘う正義の女保安官として君臨したマーサが、男たちに挑戦的でいられる最後の瞬間だ。まったく美しい!しかしこれからおまえはあらゆるセックスの拷問を受けて、われわれの性の奴隷に改造されるのだからな!おまえはその美しさを男のためだけにささげればいいのだ。おまえがこのポーズをとれるのはこれが最後だ、おぼえておけ!」
「美しい女は、男につくしていればよいのに、よりによっておれたちに反抗するとはな・・・マーサよ、おまえが悪いのだ。おれたちのようなサディストにはあまりにも魅力的な獲物だよ、おまえは!」
「私を存分に嬲るがいい、どんな責めにも私は負けない。どんな恥辱にも耐えて、私はお前たちに『復讐の銃弾』を打ち込む日を待つのだ」
「ふん、小癪な寝言を言うのもいまのうちだ。まだセックスにはオボコ同然のマーサらしいが、女の体には色々とクヤシイ、ハズカシイ責めが効くということを証明してやるぜ。さいわい、素材は超一品だしな」
「いいかねマーサ、自分の言った言葉をぜったい忘れないでほしいな。おれたちもおまえのようなじゃじゃ馬の気丈な娘がだあい好きなのさ、へへへ、あとで弱音を吐かずにいてくれよ。そのほうがおれたちゃあ、ビンビンに感じるんだ。マーサが気が強いってことは、お互いにラッキーだよな。まあ、しかし、どこまでもつかねえ」
「もう卑怯者の言葉を聞きたくもないし、おまえたちと話したくもない!やるならやってみるがいい!!」
「ふん、ほざいたな。ようし、ビル、ジョン、マーサーを連れて来い。まず手始めは、おれ好みの例の縛りにしてくれ」
「オヤジ、まかせてくれ。あいつはこのナマイキネエチャンにはぴったしのチョーいやらしい責めだからな。ウヒヒヒ」
ニヤリと笑った二人はマーサの両腕をとり、部屋の左右から伸びた頑丈なロープの先端についた革の輪を、マーサの手首の太さに調節して巻きつけ、はずれないように鍵で留めた。
マーサはもはや無表情に目を閉じて抵抗しない。
このロープの別の一端は左右にある巻取機に繋がれる。
ビルとジョンの兄弟はさも楽しげにその巻取機のハンドルをゆっくりと回し始める。
やつらはマーサの両腕がピンと張った状態になったところで、第一段階の作業を止めた。
マーサの両腕は極限まで百八十度に広げられたわけだ。
「ヒヒヒ、もちろんこれだけじゃないのはおまえも分かっているだろうな」
ニヤニヤ笑いながらマーサに顔を近寄せてきたビルを見て、マーサの背中にムシズが走る。
マーサにビルの酒臭いジジイ特有の息がかかる。
やつとマーサは二十センチ身長がちがうので、ビルは下から見上げながらはなすことになる。
「問題は下半身だよな。この下半身を繋ぐロープの一部は、強力なゴムで出来ているのさ。分かるかな?」
ビルは調子に乗って説明を続ける。
「つまり、ここがおれやオヤジがヤサシイとこなんだぜ。女はだれだって男の前で、おっぴろげるのは恥ずかしいだろう?だけど左右に脚を引き伸ばされそうになったら、おまえが脚に力を入れて、ゴムに引っぱられないようにすれば、恥ずかしいところを見せないですむってわけだ。しかしゴムは強力だ、ジワジワと効いてきて・・・最後はどうなる?楽しみだなあ」
「私にむかっておまえみたいなやつが『おまえ』なんて呼び捨てにするな!臭い息を吐くな」
「こいつは傑作だ。おまえはおれをおまえと呼んで・・・ああ、めんどうだ、そんなことはどうでもいいぜ。おれは心の広い人間だからな、それよりさっそく女体虐めゲームを始めようじゃないか・・・アアッ、またやりやがったなああ〜〜」
その言葉が終わらぬうちに、まだ自由なマーサの二本の脚が跳ね上がって、一本はチビのビルの顔面に、別の脚は的確に股間にヒットしたのだ。
小柄なビルはたまらず三メートルもぶっ飛び股間を押えて悶絶する。
「こいつはいい、ビル兄貴には悪いが虐めがいのあるスバラシイはねっかえりのアマだ!!」
数分間、悶絶していたビルだが、マーサへのサディスティックな復讐の執念で、どうにか起き上がる。
「お、おい。だれかマーサの脚を革ベルトに繋げ。チクショウ、お、おれがハンドルを回すぞ」
大男のジョンがガッシリとマーサの美麗な脚にベルトを巻いて固定する。
ビルは執念でハンドルまで這って行き、ギギギギイッと目を血走らせてまわし始めた。マーサの鍛えに鍛えた、逞しいほど筋肉美の脚は、並みの男よりもパワーあふれている。
ビルはギアをまわすごとに、マーサの太股のにソロソロと気色悪く触り、その筋肉のは張り具合を確かめる。
「もうちょっと大丈夫だな・・・さすがはマーサだ、どこまで耐えられるか楽しみだ」
ギギギイイイッとロープが巻き取られて軋む。
「へへへ、悔しそうに目を閉じて、たまらねえいい顔だぜ!」
しかしビルは非力とはいえ、梃子の原理が次第次第に作用してくる。
小柄なビルの力をあなどっていたマーサだが、徐々に徐々に太腿の筋肉を引き締めて、ビルのいやらしい目論見から身を守らなければならなくなってくる。
「どうだ、どうだ、マーサ。まだだろ、まだだよな?ウヒヒヒヒ、ゆっくり、じっくりやってやるぜ、
いまにバッチリ、バッチリだぜ」
「いいぞビル兄貴、ガンバレ!」
ギイイッとまた一巻き。
「どうした、だいぶ、自慢の太腿の筋肉がふるえてきたようだな、エッ、どうなんだよ、効いているのかよ?」
「こ、この程度なの?私の鍛えた脚にはぜんぜんこたえないわ、一時間でも二時間でもヘイチャラよ!」
「ようし、その一時間でも二時間でも待ってやろうじゃないか。そのかわり、あと、力尽きておっぴろげた時は、イヒヒヒヒ、どんなことして遊ぼうかね。た、楽しいじゃねえか・・・おれはジェントルマンだからな、遊ぶときはまた『おまえ』と相談しようじゃないか・・・ざまあみろ!!!・・・ウッ、キンタマがイテエよ・・・」
気を張って頑張ったビルだが、あえなくここで失神してしまった。
そのとき、一人の手下のカウボーイがあわてて飛び込んできた。
「なんだ、今夜はおまえらの立ち入りは禁止してあるはずだぞ!」
ダグが激しく叱りつける。
「うへええ、こいつは刺激的なながめだ!へい、分かっていますがね。なにしろ、大変なので・・・
こいつを、この書類を見てください。分捕ったマーサの旅行鞄のなかにあったんですがね、マーサのほんとの正体が分かりましたぜ!!」
「なに?なんだと??単なる女保安官じゃないというのか!」
そのときマーサの顔がサッと青ざめたのをトムとレッドが見逃さなかった。


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