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 第3章 乙女の懇願 -3-

  縁が戻って来るのを、薫は見ても仕方ないと思いつつ、つい目をやってしまう。

(木刀・・・あれは私が使っていた木刀・・・それで私を叩く気・・・いや違うみたい)

縁が持ってきた道具は、真剣の試し切りをする際の藁の柱だった。
ただ、違うのは、その心棒のところから、薫の木刀が突き出ている点であった。
縁はニヤリと笑うと、薫の両手の拘束具を、天井から下がっている鎖に結びつけると引き上げた。
途中、一旦止めては額、腰、足の拘束具を外し、薫を再び宙吊りにした。
そして、先ほど持ってきた木刀付きの藁の柱を薫の真下に置くと、薫を吊り下げている鎖を下げ始めた。

(ま、まさか、これで串刺しにして殺そうっていうの?)

薫の恐怖は半分だけあたっていた。

 足が下りるにしたがって、木刀の高さはそう高いものでないことがわかってきた。

(これなら、普通にまたげそうね・・・)

 足がギリギリ床につくと、縁は鎖をおろすのを止めた。
薫は藁の柱をまたぐような形で爪先立ちをしているが、木刀の先からはまだ一寸ほど余裕があった。

 縁は木刀に近づくと、木刀を上に上げ始めた。

「な、何をするの?」

問いかける薫には答えず、木刀をどんどん上げ始める。木刀の先が薫の恥骨にあたった。
縁は木刀の位置を微調整して、木刀の先が薫の膣にかぶさるようにすると、ずっと薫の胎内に木刀を差し込んだ。

「ん!」

薫は慌てて両足で背伸びをして木刀がそれ以上胎内に入るのを防いだ。

「ふふ。剣一筋で男を知らないお嬢さん。ここはやはり、あなたが青春をかけた木刀こそ処女をあげるのにふさわしい相手じゃない?」

薫は総毛だった。
木刀に処女を奪われる?縁はかまわず続ける。

「しかも、木刀を突っ込んだら木刀が無理やり処女を奪ったことになるだろ?だから、お嬢さんの意思で木刀に処女をあげるんだよ。今、木刀の先は、お嬢さんの処女膜の半寸ばかり手前まで入ってるんだ。背伸びをすれば今のまんまだ。けどね。お嬢さんが背伸びを止めれば、即、処女喪失ってわけ。だから、お嬢さんが好きなときに木刀に処女をあげられるんだ。」

「そ、そんな・・・やめてー!!お願い!」

懇願する薫を無視して、縁は薫を吊り上げている鎖を4寸ばかり下ろした。

 それまでは強制的に爪立ちさせられていたのだが、今度は薫は、自分の意思で爪立ちをせざるを得なくなった。
かかとを床につけたら・・・それが薫の処女喪失となるのだ。

 半刻ほどして縁が声をかけた。

「ずいぶんがんばりますねえ。ずっと立ったままだと暇でしょうからちょっとゲームでもしましょうか?」

薫がにらむのを受け流して、縁は言葉を続ける。

「といっても、かんたんなゲームですよ。今から言葉が書かれている紙を見せますから、それを読み上げればいいんです。5秒以内に読めなかったり、間違えたり、声が小さくて聞こえなければ、その度に罰として木刀の高さを1CMあげるってゲームなんです」
「そんなの、誰がするもんですか!!」

そういう薫を無視して、縁は紙を見せる

「・・・・・」
「5、4、3、2、1、0。はい、失格!!じゃあ木刀を・・・」
「ま、まって!読めるわよ!『はと』でしょ」
「時間制限を越えちゃったんですけど・・・まあ、1問目は練習ですからおまけしますね。でも、次からはだめですよ。じゃあ・・・はい」
「まめ」
「正解・・・次・・・はい」
「いのしし」
「正解。調子が出てきましたね。次・・・はい」

薫はおもわず息を飲んだ。
紙には大きな文字で「おちんちん」と書いてあった。
とてもでないが、乙女が口に出来る言葉ではない。
しかし、口にしないと木刀が上がってしまう。
縁の「5、4、3」という声にせかされるように、小声で口にした。しかし、

「えっ?何ですって?聞こえないと不正解ですよ」

と、言われ、しかたなく大きな声で「おちんちん」と言う。

「今のもおまけにしますね。でも、もうおまけはしませんよ。じゃあ次、はい!」

薫は再び息を飲んだ。今度は「お○んこ」と書いてある。しかし、これも読まないわけにはいかない。大声で

「お○んこ」

と読み上げる。それからはさんざんだった。始めは卑猥な単語だったのだが、途中からは文章になり

「私の性感帯はおっぱいです」
「男日照りで身体が疼くの」
「私は毎日自慰をしています」

といった、普通の女性なら一生口にしないような表現をつぎつぎと口にさせられた。

最後の一枚を読み終わるまでに半刻ほどかかった。

「全問正解ですね。御立派ですね。しかし、聞いててこっちが恥ずかしくなるようなことを平気で言うんですねえ」

縁の言葉に反論する余力は薫にはなかった。
すでに爪先立ちになって一刻ほど過ぎ、薫は全身にうっすら汗をかいていた。
そして両足は小刻みに痙攣しはじめていた。

「うっ!」

 薫が不意に唸った。どうやら右足が攣ってしまったようだ。
左足一本で体重を支えるのはもう無理になっている。

(あ・・・もうだめ・・・・)

薫が覚悟した瞬間、不意に鎖が上がり始めた。

「いやあ、ちょっと用事が有ってね。私が留守をする間、ちょっと休んでてもらうね」

縁はそういうと、木刀を片付け、薫を床に下ろした。
天井からの鎖のため、部屋の外に出ることはできないが、薫は久しぶりに身体を横たえることができた。

(あぁ、助かった・・・)

薫は安堵の息をついた。
縁の策だとは気づかずに・・・。

(注:一寸=3cm)
(注:一刻=30分)

To be continued.


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