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 第4章 乙女の狂乱 -1-

薫にとって屈辱の一夜があけた。
まんじりもせず一夜をあかした薫のまえに、縁が現れた。

「どうだい?良く眠れたかい?」

薫は答えない。

「ふふん。まだ元気があるみたいだね。それで、決心はついたかい?」

薫は無言で顔をそむける。

「まあいいでしょう。時間はたっぷりあるんですから。じゃぁ、檻の外に出てもらいましょうか」

縁は檻の鍵をはずすと、薫の首についている鎖を引っ張った。
薫は抵抗しようとしたが、首はあまり鍛えていないので力が入らない。
それでも抵抗すると喉が締って苦しくなってしまったので、あきらめて檻の外にはって出た。
縁は薫がさらしと腰巻きを身につけているのを見て、満足そうに頷いた。

「ほら、朝ご飯だよ」

そういって、縁はさらにおじやを盛ってきた。薫は顔をそむける。

「そうか、いらないんだね」

縁はさっさと片付けてしまった。

「じゃあ行こうか」

そういうと、縁は薫の首輪に付いている鎖を引っ張った。
昨日とは違う部屋に行くようだ。行く道すがら、

「いやあ、お嬢ちゃんはとても破廉恥ですね。大股を広げるわ、卑猥な言葉を大声で言うわ、最後はおしっこをまき散らしたんですからね」
「あの後、部屋に行ったらおしっこ臭かったですよ」
「いい年した娘がおしっこをねえ」

等といたぶる。
薫は、恥ずかしがると縁を喜ばせると気づいて、無理に平静な顔をしている。

「さあつきましたよ」

そこには幅六尺、長さ八尺、高さ二尺ほどの矩形の台が置いて有った。
縁は薫をその上に載せると、両手・両足に付いている拘束具を台にある金具にくくりつけて、大の字に開いた仰向けの状態に固定した。
薫も、抵抗を試みたのだが、両手足の拘束具の為に易々と固定されてしまった。

「まずは、ご開帳といきますか・・・」

そう言って、縁は薫のさらしと腰巻きを外し始めた。

(嫌!、恥ずかしい・・・)

ずっと裸のままだと、羞恥心が麻痺してしまう。
そう考えて、縁は昨夜わざとさらしと腰巻きを与えたのだった。
数分後。
薫は再び一糸纏わぬ姿になっていた。

「さて、と。お嬢ちゃんに「うん」と行って貰うための道具をいっぱい用意したんだ。今からそれを使うんだけど・・・単に使うだけじゃお嬢ちゃんに悪いから、お嬢ちゃんにもチャンスをあげましょう。今から使う道具を見せますから、何に使うか当たったらその道具を使うのを止めてあげます。でも、はずれたら、始めの予定通り使うか、もし、お嬢ちゃんの答えた方が良かったらお嬢ちゃんの答えたとおりの使い方をしますよ」
「・・・どうせ、正解を言っても『いや外れ』って言うんでしょ。判ってるわよ」
「ほお、さすが聡明なお嬢ちゃん。でもね、これをご覧。この紙芝居に答えを書いてあるんだよ。だから、お嬢ちゃんが答えてから、この紙を抜くと正解が現れる、って寸法。これなら嘘はつけないでしょ?」
「・・・・」
「じゃあ、第1問。ここにある石鹸と剃刀。何をすると思う?」

(石鹸と剃刀・・・というと、男性の髭とか月さやを剃る道具だけど・・・私には関係無いはず・・・)

「判らないかい?。まあ1問目だからヒントでも上げようかね」

そう言いつつ、縁は薫の陰毛をなで回す。

(ま・・・まさか・・・。でも・・・口には出来ないわ・・・)

「おや、言わないのですか?せっかくヒントを上げたのに・・・じゃあ・・・」
「ま、待って!私の毛を剃るんでしょ?」
「毛ってどこの?」
「・・・あそこ・・・」
「あそこじゃ判りませんよ」
「・・・私の陰毛を剃るんでしょ?」
「さて・・・どうでしょう?正解は・・・」

縁は紙芝居から紙を1枚引き抜いた。
そこには「陰毛を剃る」と書いてあった。

「お見事正解です。じゃあ、この道具は使いませんよ」

薫はほっとした。
あそこの毛を剃られるなんて考えたくもなかったからだ。
縁の術中にはまっているとも気づかずに・・・。


To be continued.


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