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 プロローグ

頃は太正、季節は春。
 真宮寺さくらは夜の銀座通りを歩いていた。舞台がはねた後、2泊3日の予定で里帰りすることになっていたのだ。もちろん、緊急時には無線で呼び出しがかかることになっている。
 駅へ歩く道すがら、一人の初老の男性が地図を見ながら困った様子で立ちすくんでいた。
(道に迷ったのかな?)
さくらは声をかけてみることにした。
「あのぅ、どうかされました?」
すると、
「あの、実はですね・・・」
そういうと、さくらの顔に薬を吹き付けた。
(あっ!麻酔?・・・)
不意をつかれたさくらは一瞬のうちに意識をなくしてしまった。男はさくらの身体を抱きかかえると、仲間の車へ運び込み、車は夜の闇へと消えて行った。わずか30秒の出来事であった。

To be continued.


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