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 常磐宮妃悲譚                                          芳賀大二 作            



常磐宮妃悲譚


 秋津国は古代より大皇家により統べられる島国で、近代に於いて大皇を元首とする立憲君主国家となり世界に誇る優れた工業力で繁栄していた。開戦の口実を狙う大国上華共和国は配下の独裁国家句麗国のテロリストを使い皇族の誘拐陵辱を計画した。常磐宮は四人の皇子の中の第二皇子で病弱な皇太子にもしもの場合には当然大皇位を継承する可能性すら有った。皇太子に男児が誕生したため、その可能性は遠のいたが 伏しがちの皇太子に代わり宮妃の朋子様と共に、種々な行事や晩餐会等に出席し国民の人気は依然高かった。朋子様は大皇家に連なる貴族那須公爵家の長女で、気品のある容姿と穏やかな笑顔で国中の人気者であった。
 その日、朋子様は婦人参政権拡大会議の来賓としてお一人で招待されていた。常磐の宮とは別行動のため、警備が通常より手薄だったとはいえ女性二人を含む八人のSPが屋内の移動にも全て付き添っていた。式典が終わり表で待つ専用車に乗るため一般人から封鎖された廊下を見送りの副会長本城冴子女史と共に談笑しながら歩いていた。最初の角を一行が曲がった瞬間後衛の屈強なSP二人が音もなく床に転がった。天井から音もなく降りてきた男達に背後から喉を掻き切られたのだが廊下を曲がってしまった一行は死角となってしまい全く気がつかない。別の二人がすかさずすっと廊下を曲がり巧みに歩調を合わせ続く。朋子様の背後にひかえている女性SPの川路理絵が首筋にチクリとした刺激を感じて「えっ」っと思わずささやいた次の瞬間意識を失い崩れ落ち、その場の気が大きく乱れる。「ちっ」と舌打ちをすると同時に襲撃者達は朋子様と談笑していた女史を突き飛ばし、異変を感じとっさに振り返った2人の前衛SPと女性SP西山美沙の額を消音器付の銃で打ち抜いた。SP達は装着していたヘッドセットで指揮所に異変を告げることすら出来ずに殺されてしまった。何が起こったのか理解できず、呆然と立ちつくす朋子様と本城女史は襲撃者達から当て身をくわされ二人は意識を失った。工作員達は二人を軽々と抱え上げ降りてきた天井の穴の上方で待機している工作員が降ろしたネットに乗せたちまちに天井裏へ吊し上げられた。
「帰りの駄賃にこいつも戴くか。」
指揮官らしい男が目配せし、麻酔針で意識を失っているSPの理絵も同様に拉致された。
正門の玄関ホールで待つ大勢の警備と見送りの出席者達がなかなか現れない朋子様に不審を抱き始めた頃朋子様達はトランクのような小型のコンテナに詰め込まれ警備車両を装ったワゴン車で易々と裏口の検問をくぐり抜け運び出された。そして騒ぎになった頃にはワゴン車ごと大型トレーラーに飲み込まれ一味は北西方面へひた走っていた。

「・・・・・。」
川路理絵の意識が戻った。
「う、うん?あれっ、どうしたんだっけ。確かぁ。そっそうだ朋子様の警備を・・・。」
手でぼんやりとした頭を抑えようとして始めて自分の体が自由でないことを知った。
「な、何これ?」
理絵は船倉のような部屋に全裸で開脚台に拘束されていた。
上体は約45度の角度に起こされ、両足は曲げて斜め上方に大きく開かされ膝を曲げた状態でがっちり固定されている。両手は顔の横にある束縛装置にW状に固定されており、頭は枕でやや下向きになっているため自分のとらされている屈辱的な様子が嫌でも目に入ってくる。
理絵はあまりの恥ずかしさに手足や体を揺すってみるが勿論びくともしない。
「お目覚めかね、役立たず警護の川路理絵くん。」
名指しされ理絵は驚いたが、おそらく身分証でも見たのだろうとすぐに気を取り直した。
「誰、離しなさいよ。」
「私は拉致部隊の指揮官李少佐だ。よろしく。」
「拉致部隊?朋子様はどうしたの?護衛のみんなは?美沙は?」
「まだ本国に着くまでは獲物は無事だよ。護衛の連中はみんなあの世さ。」
「えっ、美沙も・・・。」
仲の良かった同僚の死に理絵は絶句した。
「無能な連中の当然の末路だ。まあ、上手くいきすぎたおかげでお前も殺されずにこうなったのだがね。」
「くっ・・・。」
現実に拉致された以上、無能よばわりされても反論しようがなく、理絵は唇を噛み悔しがるほかなかった。
「しかしお前があの時全く声を出さずに眠っていればもう何人かは死なずに済んだかも知れないがな。もっとも生き残ったことが幸せなのか、またいつまで生きていられるかも保障はないがね。」
「ち、畜生」
「これからこの船が着くまでの間、お前は無能に対する罰として拉致部隊隊員達の慰み者になる。」
「私はどうなっても良いからどうか朋子様だけは無事に。」
「バカかお前は。朋子が目的なのであってお前などなんの価値もない。」
「こんなことして大変な国際問題になるわよ。さあ早く解放してよ。」
「はははは。大いに結構、国際問題化させるのが真の目的だからな。」
ドアが開き白衣の女性が入ってきた。
「麗華、理絵さんにこれから船員達を慰めて貰うから、その為のウォーミングアップを頼むぞ。どんな男のものでも喜んで受け入れられるようにな。私はここで見ていよう。」
「冗談じゃないわ、早く離しなさいよ。」
「承知いたしました。ふふふ気の強い子ね。可愛い。」
麗華は理絵の股間に唇を当て両手で花びらを開きクリトリスをなめ始めた。
「いや、。何するのよ。や、やめて変態。」
理絵は体を揺すって抵抗するがもとよりなんの効果もなく、麗華は的確に弱点をついてくる。
「やめ、はう・・・。」
理絵の体は意志とはうらはらに次第に反応し始めた。
「い、いや。あ、はああぁ」
(感じちゃダメこんなことで屈服しては朋子様をお守りできない)
麗華は理絵の秘所の入り口に指を差し込んだ。
「あっ、あ、あ、あん」
「あら、あら、こんなに濡らしちゃって。じゃあそろそろ良いものをあげましょうね。たっぷり楽しんでちょうだいね。」
麗華は理絵の急所を責めながら極太のバイブを取り出した。左手でクリトリスを擦りあげながら舌で理絵の可愛らしい乳首を舐めまわし、そして甘噛みした。
「あぁ」
理絵があえぎ声をあげた瞬間、麗華は開かれた口に右手に持っていたバイブを押し込んだ。
「むぐ、んぐ、んぐぐ」
突然極太のバイブをくわえさせられ、喉まで押し込まれた理絵は目を白黒させて悶えた。
「あら、お似合いよ、その格好。もう暫くその格好で楽しみましょうね。」
麗華は別のバイブを取り出して、麗華の愛撫で濡れてぐちょぐちょになった理絵の性器に挿入した。
「ん〜っ。」
麗華は巧みにバイブを操り理絵を追い込み始めた。
「ん、んっ、ん、ん」
「ほうらここが感じるんでしょ。ついでにお豆ちゃんも可愛がってあげようね。」
バイブを出し入れされながら、クリトリスをなめられると今まで感じたことのない快感が襲ってきた。
「んぅ、んぅ、んぅ、ん〜、んっ」
「さあ、一度いかせてあげようね。」
麗華はバイブを激しく動かし始めた。
「んぅ、んぅ、んぅ、んぅ、ん、ん、、んっ、んっ、んっ。」
理絵の中のバイブがひときわ深く突き刺された瞬間
「んぅ、ん〜〜〜、・・・・・・・。」
銜えさせられたバイブを噛み切りそうなぐらいに食いしばりながら、背を仰け反らせ理絵は深い深い絶頂に達した。麗華は性器のバイブはそのままで、理絵の口からバイブを抜き取った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
理絵の目は焦点がうつろになって、ぜいぜいと喘ぎながらぐったりとしている。
「あら、あら、すっかり満足しちゃって。でもこれからが大変なのよ。だってこのままじゃ無能なSPを喜ばせてあげただけになっちゃって、ちっとも罰にならないでしょ。」
「もっともお前達無能SPのおかげで朋子を易々と拉致できたのだから、今のはそのことに対する俺からのご褒美さ、はははははは。」
麗華と少佐は皮肉たっぷりに理絵をいたぶるが、さしものエリートSPもかつて経験したことのない快感の余韻に浸っており、悔しくはあるが言い返すことすら出来ない。
それどころか、性器内のバイブはまだ動いているため、揺れ返しのように小さなアクメが時折襲ってきている。
「あっ、ああん」
そのたびにビクン、ビクンと理絵の体に痙攣が走っている。
暫くして理絵の体の反応も少し収まった頃をみはからい、麗華は再び股間のバイブを抜き取って理絵の顔に近づけ見せつける。
「ほらこんなにバイブをびちゃびちゃにして、あなた可愛らしいけど淫乱なのね。これなら隊員達の慰み者にうってつけだわ。」
理絵は顔を背けた。
「冗談じゃない、仲間の仇に。そんな事になったら舌を噛んで潔く死ぬわ。」
「あらそうなの、朋子のSPがそんな簡単に死んじゃって良いの?」
「くっ。」
(・・・そうだったわ。私たちが不甲斐ないばっかりにこんなことに・・・。こうなってしまった今、万に一つでも朋子様を救える可能性のある人間は私しか残されていないわ。とにかく生き延びてチャンスをうかがって、それでだめならその時に死んでも遅くはないか。)
「ほうらね、それに淫乱なあなたのことだからきっと自分からさせてって言い出すわよ。」
「だ、誰がそんな言うもんですか。」
「本当かしら。この薬はね共和国の誇る催淫剤よ。何もなくてあれだけ反応したんだからこれをつけたら一体どうなるかしらねぇ。」
麗華は愛液を拭い取ったバイブに、薬瓶から流れ出たぬるぬるした液体をこれ見よがしに塗りつけた。
「さあ、召し上がれ。」
「はうっ」
麗華は一気に理絵の局所に挿入した。
「や、やめて。」
形だけの拒否を示すが、アクメを一度迎えて濡れきった理絵の性器はなんの抵抗もなく、ぬるりとバイブを受け入れた。
「あっ、あん、あぁぁ、い、いや」
理絵の体はすぐに火がついた。
「くぅ。」
深く挿入されたバイブが子宮に当たる感覚に理絵は悶えた。
「いいっ、ああん、なにこれ?いい、凄い、ああ。」
催淫剤が聞き始め、理絵はさっきとは較べものにならないぐらいの快感に呑み込まれていった。
「ひぃいい、いい、ああん、良すぎるぅ、いい、だ、だめぇ。」
(理絵、だめよ。こんなに簡単に屈服させられたら相手の思うつぼよ。我慢しなきゃ。)
理絵は必死でこらえようとする。
「さあ、そろそろイキたくなって来たでしょう。」
麗華が抽送速度を速める。
「あっ、あっ、あっ、いい、だ、だめ、いい」
(もうだめ、いかされちゃう。我慢できない。)
「い、いっちゃう、いく、いく、い・・・・」
すぽんと音を立てて麗華はいく寸前の理絵の性器からバイブを抜き取った。
「はぁ、ああぁん」
(助かった。本当にいっちゃうところだった。)
ほっとして、一息つき体のうずきが少し楽になった頃を見計らったかのように、麗華の責めが再開された。バイブを今度はいきなり入れず、膣の入り口付近の浅いところのみで小さなストロークでゆっくりと抽送している。
「ああん、ああ、はぁああ。」
「理絵のおまんこは入れて入れてって言ってるよ。」
「そんなことないわ。」
理絵は精一杯強がってみせるが、出し入れする度に溢れた愛液で局所はぴちゃぴちゃと音を立て、言葉とは裏腹にバイブを欲しがるかのように秘肉がヒクヒクと痙攣している。
「はうっ、いいい」
入り口付近を弄ばれ、さらにクリトリスを舐め始められると理絵はつい腰を揺すり始めてしまった。
「腰なんか振っちゃって。さあ、理絵のおまんこにバイブを入れてくださいと言いなさい。」
「・・・・・。」
理絵は顔を背けて抵抗するが内心では、バイブが深く入ってくることを期待している。
「強情な子ねぇ。じゃあこれを着けてあげるわ。」
理絵の可愛らしい乳首に、例の媚薬を塗りつけると乳首用の特殊なバイブを取り出し、張りのある胸に取り付けた。お椀状の透明なプラスチックで乳房に吸着し、柔らかなシリコンで出来た小さな舌のような触手が乳首に当たり刺激するようになっている。また触手を振動させるバイブ自身の揺れで同時に乳房全体が揺すられることにもなる。
乳首用バイブが動き始めると理絵は股間にジュワッと愛液がにじみ出したことを感じた。
「ああ。」
クリトリスと膣口への責めが再開された。先に一度深い絶頂を覚えてしまった体は理絵の意志に背いて性器が満たされることを要求している。
「いや、いや、もういや。お願い・・・」
「お願い?なんなの?はっきりと言わないと分からないわよ。」
「・・・・・。」
麗華は入り口付近の出し入れの速度を速めた。理絵はもう我慢の限界だった。
「・・・・れて下さい。」
消え入るような声で理絵は言った。
「何?聞こえないわよ。」
(いやぁ。でも、もう我慢できない。欲しい。このままじゃ気が狂いそう。)
「い、入れて下さい。」
「バカな子ね。誰の、何処に、何を入れるのか分からないでしょ。」
「そんな、あああ。恥ずかしい・・・。」
「さあ、ちゃんと言いなさい。」
「理絵のあそこに入れて下さい。」
「あそこって何処よ。アナルかい?」
「ひっ、理絵の・・・・、理絵のおマンコにバイブを入れて下さい。ああぁ・・・。」
理絵はついに禁断の言葉を口にしてしまった。もう理絵の理性は消し飛び、なんの歯止めもなくなってしまった。
「よく言えたわねぇ。ご褒美よ。」
麗華はバイブを理絵の媚肉の奥深くまで一気に挿入した。
「ぐっ、くぅぅ。いいぃ。」
麗華は緩急、浅深、あらゆるテクニックを駆使して理絵を追いつめる。
「あ、ああ。いい、はぁあ、いい。」
理絵はまたあの深い絶頂が来ることを予感し、期待した。
「いい、いく、いく、いく。」
その瞬間またバイブは抜き取られた。
「あ、あん。お願い、お願い止めないで。」
しかし胸のバイブは依然作動しているので、性感を刺激し続けており催淫剤の刺激もあって簡単に覚めることなく、まさに生殺し状態である。
「お願いです。理絵のおマンコにバイブを入れて下さい。」
麗華はまた理絵への責めを開始し、そして中断の繰り返しをを延々二時間近く続けられた。
もう理絵は半狂乱で完全に崩壊している。
「ああ、いきたい。いい、いい。」
麗華の責めが緩くなる。
「ひ、ひどい。お願いです。理絵のおマンコをいかせて下さい。お願い、いかせて。」
「あら、最初にいったでしょ。あなたを喜ばせるためにやってるのじゃないのよ。バイブではもう二度といかして貰えないのよ。」
「そ、そんな。このままじゃ狂っちゃう。一度で良いからイカせて下さい。」
「そんなにイキたいの」
「ああ、いいの。このままイカせてぇ。イキたい。イキたい。はぁあ、いいい。」
「イキたいのなら、船員達の慰み者になってイカせて貰う他はないわよ。」
「そんなひどい。ああん、イキたいのぉ。お願い、くぅうう、つらいのぉ。」
「どうするの、責め手の代わりはいくらでもいるから、このままあと丸一日でも続けようかねぇ。」
「これ以上いやぁ、イキたい。イキたい、ああん、何でもするから、イカせてぇ。」
「じゃあ、隊員達の相手をするのね?」
追いつめられた理絵はとうとう潤んだ目でコクンと頷いた。
「じゃあこう言いなさい。」
理絵の耳元で麗華がささやいた。理絵は最早観念して屈辱の言葉を口にする。
「・・・淫乱な理絵に殿方をあてがって下さい。どうか隊員の皆様の慰めものにしてください。」
理絵はついに落ちた。
「ほらご覧なさい、私の言ったとおり自分から求めたじゃない。ほほほほほ。」
(ああぁ、く、くやしい。美沙、ゴメン。でももうダメ。)
「それじゃあまず私が毒味をさせて貰おうか。」
李少佐がズボンを脱ぎ理絵の股間に近づき、バイブを抜き取った。
「ああん。」
抜き取られた媚肉から愛液が溢れ出る。
「こんなに溢れさせてるじゃないか。仲間の仇に姦淫を求めるなんて本当に淫乱な女だな。」
李少佐がなじるが、理絵が淫乱なのではなく例え誰であろうと、媚薬まで用いられてこのような責めを受ければ、女である限りは必ずこうなってしまうであろう。
「はう、ああああ。」
少佐は一気には挿入せず、満たされることを待ち望むようにひくひくと引きつる理絵の媚肉の入り口付近の感触をまず楽しんだ。
「ほう、なかなかいいおマンコをしてるじゃないか。」
「いい、ああん。」
少佐の太い逸物が膣の入り口付近をいっぱいに広げながらムニュムニュと動くと理絵はもう我慢できなかった。
「奥まで、奥まで入れて下さい。」
少佐がぐっと腰を進める。
「くうぅ、いいい。」
極太の怒張を力強くつつかれるたび、理絵の子宮にずんずんと当たり喉まで届きそうな気がする。
理絵はたちまち追い込まれる。
「いい、あうん、当たる、当たる。ひいぃい、イク、イク。」
少佐は少しペースを落とし、胸の特殊バイブを外して手と舌で愛撫し始めた。
媚薬の効果も手伝って、理絵は全身が性器になったように錯覚し狂い始めた。
「いいのぉ、ああ、いいい。お願いです。もうイカせて。イキたい。イキたい。」
「よし、イクがいい。」
少佐がピッチを早める。
「いい、いい、あああ、凄い。イク。イク。イク、イクぅ。ぐっ、くっうぅぅうぅ・・・・・・。」
開脚台に拘束された体を思いっきり仰け反らせ歯を食いしばりながら、望みに望んだ恍惚を迎えた。
「・・・・・・・はぁ、はあ。」
しかし少佐はまるで射精する様子がなく、以前にも増してピストン運動を早める。
「はあ、ああん。」
理絵は絶頂の余韻に浸る間もなくまた高みに追いやられる。
「い、いや、ああん。また、来るぅ。ひいぃぃぃ。」
少佐が乳首を捻った刹那。
「・・・・・んくぅぅう。」
理絵は再びアクメを迎えた。
「ひぃい、ひぃいい、」
催淫剤のせいもあって、迎えたアクメが降りることなく持続している。
「・・・・んん。」
時折深い絶頂が訪れ声にならない声をあげる以外、理絵はもはやゼイゼイと喘ぐことしか出来なくなった。
イキっぱなしの快楽地獄が延々と続いた後、少佐がひときわ大きなストロークで責め立て理絵の中に多量の液を注ぎ込んだ。
「きぃいいぃ・・・・。」
理絵の体が異様なまでに反り返り、十数秒そのまま固まった。
「・・・・・・・・、かはぁ。」
まるで息をするのを忘れていたかのように空気を吐き出したかと思うと、反り返っていた体を開脚台の背板にバタリと落とし、白目をむいて失神した。少佐が男根を抜きさると、ピクピクと痙攣を繰り返す理絵の秘唇からポタリポタリと愛液と混じり合った精液が床に垂れ落ちた。

理絵が激しい喉の渇きと空腹感で意識を取り戻すと、マットの敷かれただだっ広い部屋に胸に縄を掛けられ後ろ手に縛られ、両足首も括られた状態で体を丸めて横たわっていた。1m程離れたところにミルクと食べ物らしい皿が置かれているのに気づき、芋虫のように這っていった。
まるで犬か猫のようにミルクを啜って喉を潤し、ガツガツと夢中で缶詰のような肉の煮物をむさぼった。
ふと先に目をやると缶が転がっている。
(なに、これドッグフードなの?)
理絵はあまりの惨めさに涙が溢れそうになってきた。
(朋子様にせめて一目だけでもお会いしたい。お助けできないかもしれないが、万が一のチャンスに備えて体力は付けておかなきゃ。その為には最後の瞬間まで例え泥水を啜ってでも生き延びなきゃ。)
気丈にも理絵はそう思い直し縛られた不自由な体で食事を、いや餌を平らげた。

食べ終えて十分ほど経ったであろうか、ドアが開き五人の屈強な男達が入ってきた。
男達はマットの上に体を横たえている理絵の後ろ手の縄と足首の縄を解いた。
四肢が自由になった今が一見、最大のチャンスにも思われるが、男の一人は出入り口を固めるかのように離れて立っており、残りの男達の目配せや挙動にも隙は全くない。おそらくは拉致の実行部隊なのであろう。理絵とて女性SPの中では合気道の達人として格闘戦にはかなりの自信があったが、武道の心得があるだけに戦わずとも力量の圧倒的な開きを理解せざるを得なかった。下手に抵抗して以降警戒されるよりは、ここはおとなしく犯されて、いやむしろ積極的に抱かれるふりをして油断させ手足の自由を確保しよう。そして隙を見て臨機応変に何らかの行動を起こそうと理絵は即座に決心し、理絵は慣れない媚態を演じながら、目の前にいる男に抱きつこうと手を回した。
しかしその手はがっちりと掴まれ、あっと思う間もなく両隣の男がそれぞれ左右の足を押さえ後ろの男が右の手首と足首を、左の手首と足首を手早く縄で括りつけた。
さらに左右の膝を背中に回した縄で繋がれたので、脚を開くことは出来ても閉じることが出来なくなった。こうして理絵はまるっきり秘部を晒しての恥ずかしい開脚状態で、男達に弄ばれるのをただ待つだけの惨めな姿となってしまった。
これでは隙を見て救出どころではない。
(まずいわ。これじゃあ、・・・・犬猫どころか、ただの玩具じゃない。)
理絵は自分の置かれた状況を理解し、愕然とした。
男達は理絵の局所に例の媚薬を塗り込めると、有無を云わせず理絵の中に入ってきた。
「うっ。」

理絵の秘所は何の抵抗もなく男の物をぬるりと受け入れ、あとは快楽の海に呑み込まれていった。
一人目の男が果てると同時に理絵もアクメを迎えた。休む間もなく二人目の男がのしかかり理絵を責め立てる。二度絶頂を迎えたあと男が精を絞ると理絵もイってしまった。男が変わる度に段々絶頂の間隔が短くなってきているのを感じた。そして何人目かの男が理絵の体を抱え上げうつぶせに裏返した。手足を縛られているため、お尻を持ち上げ無防備な秘部を突き出す格好となり、そしてそのさらけ出された秘所からは精液がドロリと垂れている。右手でクリトリスを左手で乳房を揉まれバックから犯されると理絵はほとんどいきっぱなしの状態になってしまった。男が果てる頃に理絵は失神してしまった。
次の男は失神して理絵の反応がないことに業を煮やしスタンガンを理絵の尻に当てた。
「ひぃ!」
ビクンと理絵の体が跳ね上がるかのように動き、理絵の意識は強制的に戻された。気を失うことすら許されず、表にされたり裏にされたり男根を含まされたり延々と弄ばれた。途中で縄も解かれていたらしいが、理絵はもはや為されるがままで有識と無意識の境界線を漂いながら犯され続けた。
そして、全ての男達が満足した時始めて失神することが出来、理絵は深い眠りに陥った。




本城冴子は男性をも次々とやりこめる気丈な女権拡張論者の論客として知られ、若干28才で全国女権拡張推進会組織の副会長となった美貌の才媛だった。女権拡張運動の嫌いな句麗国の袁総統の命により、冴子は朋子妃と共にターゲットとなり拉致されたのであった。

意識を取り戻した冴子は後ろ手に縛られ両足は一括りにされた状態で部屋の片隅に転がされていた。
(こ、これは一体何が起こったの?)
「誰かぁ、助けてぇ!これを解いて、誰かぁ」
叫びつつ暫くもがいていると、ドアが開き屈強な男達が入ってきた。
「あっ、助けてください、お願い。私、何者かにさらわれたんです。」
(もしかすると・・・。)
一瞬冴子の脳裏に不安がよぎる。
男の一人がうなずき目配せをすると、二人の男が冴子に近づき無言で縄を解き始めた。
「ありがとう、ところであな・・・・。きゃっ。」
男達は自由になった冴子の腕を捕まえ部屋の中央に引きずり出した。
「何するの!あなた達。」
論壇では徹底的に男をやりこめる冴子も、所詮力では訓練された男達には為されるがままである。
冴子は部屋の中央に鎖と皮枷で両手を天井から大きく広げ引き上げられ、足はかろうじて床についてはいたものの床の枷で大きく開かされX字形に吊されてしまった。
「何の真似よこれは。ここは何処なの?あなた達は誰?いったい何の権利でこんなことをするの、早く私を放しなさいよ。こんな格好させるなんて女性に対する侮辱だわ。ぜったに許さない。必ず訴えるから覚悟しておく事ね。絶対に警察に捕まえてもらって牢獄送りにしてやるわ。」
不安感から一気にまくし立てる冴子に男の一人が近づき答えた。
「きゃんきゃんと煩い女だな。お前のような女性の権利云々と生意気な女が袁総統は大嫌いなんだよ、総統だけでなく私も嫌いだがね。だから総統直々の命令で朋子と一緒にお前を拉致してきたんだよ。ここは、句麗に向かう工作船の中だから絶対に助けなんて来ないし秋津国の無能警察など役に立たないさ。現実に警備の中お前達をこうして易々と拉致してきたんだからな。ちなみに私はその実行部隊の指揮官李少佐だよろしく本城冴子君。」
想像を超えた状況に冴子は愕然とした。本当に句麗国に拉致されたのならば救出される可能性などまず無いことになる。
「朋子様はどうなされたの?国際問題になるわよ。」
「こっちとしてはそれが目的だからな、まあこれからのお前にはもう関係のないことだがな。」
「それで私を一体どうしようっていうの。」
「お前のような女は、奴隷に堕して兵士達の慰み者として奉仕するように調教してやるのさ。女は男に従順にしたがっていればそれで良いのだ。」
「全女性に対する冒涜だわ。誤りなさい。」
「まだ置かれた立場が分かってないようだな。」
少佐が目配せすると部下の一人が刃渡り20センチはある鋏を取り出し、冴子の清楚なスーツを切り裂き始めた。
「やめなさい。男なんて下品で野蛮だけど中でもあなた達は最低よ。さっさと放・・。」
「まず目をえぐって欲しいのかぁ。それとも煩い舌を二つに裂いてみようかぁ。」
目の前数センチのところに開いた鋏の先端を突きつけられると、恐怖と言うより本能的に流石の冴子も黙るより他はなかった。スーツが細切れに切り取られ、スリップが上から下に一気に切り裂かれた。
ブラジャーとショーツそしてスレンダーな体が露わになった冴子はそれでも気丈に平静を装っている。
ブラジャーとスリップの左右の肩ひもが切断されスリップが音もなく足下に落ちる。
そして胸の谷間に鋏がかけられ、ジョキンとブラジャーが切られると乳房の弾力でブラジャーは弾け飛び、張りのある大きな乳房が露わとなった。
「ほう、柄に似合わず以外にいいオッパイをしてるじゃないか。」
少佐はそう言いながら後ろに回り込み冴子の乳房を揉みながらショーツの上から局部を撫でた。
「汚らわしい、触らないで。」
「じゃあそろそろこちらも切らして貰おうかね。」
ショーツの左が切られるとその瞬間、冴子はビクンと震えた。
ショーツは弾けるように飛び散り、冴子の茂みの下端を僅かに覆うのみで開脚された股間にだらしなくぶら下がっている。
「ほう、これはこれでなかなか卑猥で良いな。だがまあ邪魔なものは取ってしまおうな、冴子君。」
「くっ、恥を知りなさい。」
ショーツの右が切られ床へと落ち局所が大股開きのまま晒された。
「あっ」
さしもの冴子も恥ずかしさに絶え入るような悲鳴をあげた。
「さて男の性奴隷としてどの程度奉仕できるかまず感度を調べておこう。経験は御豊富なのかね?」
「フン。」
冴子はそっぽを向く。
「どうも君は反抗的だね、ちょっと調教が必要かな。」
少佐の指示でタイツ姿で鞭を持った女が一人入ってきた。
「こんにちは冴子さん。あらあら恥ずかしい格好しちゃって。私は麗華よ、よろしくね。」
男性の嫌らしい視線に晒すことは彼らを見下すことによってまだプライドを保つことが出来たが、同性にこんな恥ずかしい姿を晒すことは堪えられなかった。
「麗華さん、貴女も女性なら私の気持ちが分かるでしょ。お願い、これを解いて。」
「良いわよ、これから大人しく殿方の性奴隷になるのね。じゃあ解いてあげる」
「なんて事をいうの貴女も女性の一人として男達と戦って対等な立場を勝ち取るの。それが女としての義務よ。」
「お黙り!あたしはお前の様な女が大っ嫌いなんだよ。小賢しくて、生意気で人より偉いと思っていやがる。」
「そんなんじゃな・・」
バシーン!
麗華の鞭が電光のように冴子の豊満な乳房に炸裂し、言葉は途中できゃっという悲鳴に変わった。
「どうだい鞭の味は。」
冴子は無言でキッと麗華を睨みつけた。
「なんだい、その目つきは。」
バシン、バシンと麗華は狂ったように鞭を振るった。
冴子は痛みに耐えながら決して悲鳴を上げるまいと決心した。
「気にくわないねぇ」
狂ったようなむち打ちが再開され冴子の肌が赤く染まってきた。
「おや可哀想にこんなに赤くなって。お薬を附けて上げようね。」
麗華は冴子の背中側に回り込むと深紅の蝋燭に火をつけ、背後から肩越しに冴子の乳房に蝋を垂らした。
「ぎゃぁぁ。」
予期せぬ突然の熱さに冴子は思わず悲鳴を上げてしまった。
「ほほほほ、嬉しそうだねぇ。もっと楽しむんだよ。」
体中処構わず熱蝋が垂らされ、蝋まみれになった冴子の瞳には涙がうっすらと浮かんでいる。
「あらあらベソかいちゃって。じゃあこの蝋を取ってあげようね。」
麗華は冴子の背後から鞭を振るい、鞭の当たったところの蝋が飛び散った。
「どう性奴隷になる?」
「こんな事で私の心まで支配することは出来ないわよ」
冴子は気丈にも答えた。
「そうじゃあもう少し楽しみましょ。」
何度も何度も鞭打たれ、体の蝋が殆ど全て飛び散った頃、冴子はくぅぅっと声をあげたかと思うと、がっくりと首をうなだれ失神した。
「さあさっさと目をお醒まし。」
麗華はスタンガンを冴子の乳房に当てた。
「ぎゃっ」
ビクンと冴子の体が反り返り、意識を取り戻した。
「さあて、次は何処にいこうかねぇ。ここがいいのかい。」
広げられた右の脇をさわさわと撫でたかと思うとスタンガンを数秒も脇に押し付けた。
「ぎゃぁぁぁ・・・・」
髪を振り乱し、X字形に広げられ延ばされた手足を揺すって悶えた。
「次は何処がいい、ここかい?それとも・・・・・。」
冴子の大きく開かれた股間に麗華の手が伸びたその時、小水がシャーッと迸った。
恐怖のあまり冴子は失禁してしまったのだ。
「お漏らしするなんて本当にはしたない女だね。」
麗華の悪態にも冴子は歯の根がガタガタと震わせ応答する元気すら無い。
「どうだい、性奴隷として生きる決心は付いたかい。」
「・・・・ったいに嫌よ。」
絶え入るような声で震えながらも拒絶した。
「そう強情ね。じゃあ性奴隷以下の玩具に落とされることになるわよ。」
「どんなことをされても私の心までは自由にさせないわ」
「そうと決まったら、これ以上痛めつけて玩具が壊れちゃうといけないわね。今日はこのぐらいにしておくから、せいぜい明日に備えてゆっくり休んでおくことね。」
麗華が目配せをすると、男達が麗華の手足の枷を外した。過酷な責めに体力を消耗しきった冴子が崩れるように倒れかかるのを支えると、手際よく後ろ手胸縄に縛った。そして両足首を一纏めに括りマットの上に転がされ毛布が掛けられた。

翌日から冴子はSPの理恵子がされたのと同じように左右手首、足首を一纏めに括り開脚のままマット上に転がされ男達の性玩具にされた。だが、例の催淫薬が使われたにも拘わらず冴子は殆ど反応せず、顔面に男根を突きつけられると嘔吐する始末であった。実は冴子は中学生の頃強姦され、それが原因で男性を憎み女性人権拡張運動にのめり込むようになった経緯があった。だから男根は憎んでも飽き足らないモノであり精神の奥深くから拒絶しているのであった。当然兵士達から不満と苦情が麗華の元に殺到した。

2日目の夜に冴子は再び以前の部屋で全裸でX字形に吊された。
「しょうのない女ね。貴女全くの不感症なの?だったら性奴隷も性玩具も無理だわねぇ。」
麗華は哀れむように冴子に言った。
「一つあなたと掛けをしましょ。良い?」
「掛け?」
「そう、私が今からあなたを可愛がってあげる。そしてあなたが感じることなく2時間経てば不感症と認め、洗濯や掃除の雑役婦として生かされる。もしあなたが感じてエクスタシーを迎えてしまったらその時は・・・・・・、」
「殺すのね、いいわ。」
「ばかねぇ、殺したりしないわ。玩具以下に落とされるのよ。きっともう殺してって言い出すわよ。うふふふ。まあ精々イカされちゃわないように頑張ってね。」
麗華もショーツ一枚になり冴子の裸体に催淫剤入りのローションを絶妙の手つきで塗り始めた。冴子の背後に回った麗華は冴子の乳房にローションを垂らし、揉み込むようにヌルヌルとした液体を塗りつけ、時々乳首を指で弾いたり、摘んだりして弄ぶ。ローションの冷たい感触と乳首への指での刺激に冴子は一瞬ぴくんと震えた。
冴子の全身にローションを塗りつけ終わると、麗華は背中から抱きつくように左手で冴子の右の乳房を揉みながら右手で大開に開かれた秘部にもローション優しい手つきですり込んだ。そしてツンと尖った形の良い自分の乳首で冴子の背中を愛撫し同時に冴子の首筋に舌を這わせた。
「はうっ。」
全身を使った責めに冴子は背筋に痺れるような電流が走ったのを感じた。
「なあんだ、ちゃんと感じそうじゃないの。」
クリトリスを責められると冴子は今まで感じたことのない、言いようのない快感がわき起こってきているのに気づき戸惑った。
ローションでたっぷり濡らされた秘唇は、ピチャピチャと音を立てている。
「やめてよ、女同士でこんなの変でしょ。」
「何、言ってるの。殿方とちゃんと出来ないからこんな事になったんでしょ。」
冴子は返す言葉がない。
麗華は中指を冴子の媚肉に差し込んだ。
「ひぃ。」
・・・気持ちいい。何なのこの感覚。
「ほうら、こんなにぐちょぐちょになっちゃってるわよ。」
「そ、それはあの変な液体のせいでしょ。」
「最初はそうだったけれどもうあなたの愛液なのよ。」
「そんなの嘘だわ。」
「あなたは自分が思ってるほど貞節じゃなくて、本質はむしろ淫乱なのかもね。」
麗華は背後からの愛撫を止め、麗華の前に回りひざまづき開脚された股間に目をやった。
「恥ずかしいからそんなとこ見ないで、あなたも女だから嫌でしょ。」
「そんな事言っちゃっても、あなたのおマンコはもうはしたなく開ききって、何でも良いから入れてって言ってるわよ。」
麗華は上目で冴子を見ながら舌でクリトリスを舐め始めた。
「はあぁぁ。ん、ん。い、いや止めてぇ。」
冴子はわき上がる感覚に最早抵抗できなくなってきていた。
「ほうらいいでしょ。これを入れて欲しいんでしょ。」
いつの間にか取り出したバイブを冴子に見せる。
「そんな変なものなんか入れられたくないわ。」
麗華は開かれた冴子の媚肉の入り口にバイブを当て、入り口付近のごく浅いところのみで出し入れし始めた。
「ああ、やめてぇ。ああん。」
麗華はバイブを止め、再び舌によるクリトリスの愛撫に戻った。
「ひぃぃ、ああ、良い。」
冴子は思わず良いと口走ってしまった。
「ほうら良いんでしょ。」
「ち、違うわ。いやって言っ・・・、あっあっあっ。」
否定しようとするが、快感に呑み込まれ言葉を続けることは出来なかった。
小一時間もバイブの浅い挿入とクリトリス舐めの交互の責めを続けられ冴子は崩壊寸前だった。
「さあ冴子のおマンコにバイブを入れて下さいって言うのよ。」
「さ、冴子の・・・・・、い、いや絶対に言わないわ。」
「ホントに強情な子ね。まあ時間もないし目的がイカせることだから素直に入れてあげようか。」
「あぁぁぁ。」
麗華がバイブを濡れきった秘肉に挿入したとたん、冴子は負けてしまうであろう事を確信した。
今まで感じたことのない快楽の波が次々と押し寄せ、冴子は無抵抗のまま呑み込まれた行く。
「いい、ああん。いいぃ。」
「さあイキなさい。イク時にはちゃんとイクっていうのよ。」
麗華はバイブの抽送を速めた。
「ああぁ。い、イキそう」
「そうよ。イキなさい。そしてあなたは玩具以下に落とされるのよ。」
冴子はびくっとした。
(そうだわ、快楽に溺れたら負けなのよ。あと30分ばかり耐えれば屈辱的な待遇から解放されるんだから我慢しなきゃ。)
「はうっ。」
冴子は指を握りしめ唇を噛んで気を紛らした。その甲斐あってかほんの少しだけ快感が小さくなったような気がする。
「はぁぁ。いい。」
(ああでも気持ちいい。だめ。あとたった30分なんだから。30分?あと30分もこの状態で我慢し続けるの?)
冴子はもうドロドロの状態で、ちょっとでも気を抜くとイってしまいそうだった。
「あぁ。だめ、イっちゃう。だめ」
そんな冴子をあざ笑うかのように麗華は責めの手を緩める。そう冴子は自分の意志と努力で踏みとどまっていると思っているが、冴子が気づいていないだけで実は麗華にいいように操られているのだった。
「ん、ん、ん、ん。」
また麗華の責めが強くなってくる。
「はぁぁ、イっちゃう、だめ、だめ。」
そのとたん麗華の責めが弱められる。
(まだあと25分もある。こんなに気持ちがいいんなら、我慢するよりこのままイって・・・・。)
男なんかとセックスしなくてもこんな快感をまた得ることが出来るなら、男の慰み者になる性奴隷や玩具より、いっそ玩具以下に落とされても今すぐ思いっきりイってしまいたいとの考えが脳裏をよぎる。
「いい、いい、くぅぅ、いい。」
・・・・・・あと20分
・・・・あと15分
・・あと10分
イキそうになりその都度寸前で麗華にじらされるのを何度繰り返したことか。もう冴子は気が狂いそうだった。ようやく・・・。
(あと5分だわ。きっと我慢できる。冴子、頑張るのよ。)
冴子は一縷の光明が差してきた様な気がした。
「いよいよ残り5分ね。さあもうお遊びは終わりよ。思いっきりイって最低の階層に落ちて頂戴。」
麗華はそう言い放つとバイブの責めを一段と激しくした。
「あっ、あっ、そ、そんな。ひぃぃ、いい、いい。」
冴子はあっという間に追いつめられた。
(な、なんで。気持ちよすぎる。せっかくここまで頑張ったのに、もうダメだわ。)
「さあそろそろトドメを刺して上げるわ。」
麗華はバイブを一層深く挿入すると同時に、冴子のクリトリスをチロチロと舐めると冴子の快感はついに限界に達した。
「きぃぃ、な、なに?それダメ、いいぃ。ああん、ダメ、イク、イク、ああぁ、だ、ダメェ。」
麗華が子宮口に当たるまでグッと差し込んだその瞬間x字形に吊された冴子の体が反り返った。
「イ、クぅぅぅぅ、はうっ、くぅぅぅぅ・・・・・。」
ビクンビクンと数度仰け反った後、ガクリと力無く頭をうなだれた。
冴子はゼイゼイと喘ぎながら体を鎖に預け、生まれて初めての絶頂の余韻に浸っていた。
「残り時間1分30秒よ、残念だったわね。これであなたは玩具以下に落とされてしまうのよ。どんな境遇になるかは後のお楽しみ。いい気味だわ。あーっはっはっはっ。」
麗華の哄笑が部屋に響いていたが朦朧とした冴子の耳には殆ど届いていなかった。

次の日の朝冴子は兵士達にパイプ椅子のフレームのような奇妙な物の前に引きずり出された。
そして仰向けに寝かされると、腰を持ち上げられ頭と肩のみが床に着いた俗に言うマンぐり返しのような格好にされるとフレームにはめ込まれた。肩と腰の間に出来た三角形の空間には体を支える為のビニール製のクッションがセットされ、太股はv字形に開かされ革のベルトで床と平行になるように固定された。足首が椅子で言えば背板に当たる垂直のフレームに固定され、両手はW字に曲げた状態でそのフレームの下端に固縛された。これで丁度、むき出しの局部を上にしたままお尻と太股を座板に、そして膝から下を背板とした椅子のような格好になってしまった。
そして口を強引に開けさせられ、洗面台などの流しに着いているゴム製の栓のあるギャグ(口枷)を噛まされ首に回した皮枷で固定されてしまった。これで冴子は喋ることはおろか口で呼吸することすら自分の意志では出来なくなってしまった。
(私はついに家具にされてしまったのね。恥ずかしい格好だし体も辛いけど、それでも男の慰みのものになるよりはきっとましよ。)
冴子は必死で心に言い聞かせ自らを励ました。
兵士達は冴子椅子を持ち上げ一坪程の小さな部屋に運び込んだ。
部屋の中央の床にはDの字の丸い側を手前にしたような形をした、分厚く透明で樹脂製の容器のような物が設置されていた。そしてその容器の中の奥手の床には直径10センチぐらいの孔が開いている。
「ご機嫌いかが?といってもその姿じゃ返事も出来ないわねぇ。」
麗華が入ってきて目配せをすると、兵士達が冴子椅子を持ち上げ容器にセットした。
「説明してあげるからよおく聞いといてね。あなたの頭の上に見えてるパイプが出水管。あなたが頭で塞いでる穴が排水管よ。」
(出水管?排水管?な、何を言ってるの?)
一瞬、冴子の胸に不安がよぎる。
「あなたは玩具以下の・・・、そう、便器に落とされたのよ。」
(ひぃぃぃぃ・・・。)
冴子はあまりの境遇に目の前が真っ暗になった。
「さあこれからあなたは便器として生きるのよ。」
「んんん、んんんん、んんん。」
頭を左右に振り、やめて、お願い、やめて、と涙ながらに訴えるが口枷の為に声にならない。
「下らない女権運動家なんかより、あなたにはよっぽどお似合いだわ。あははははは。」
裕福な家に生まれ、知的でエリートといわれる男性さえ寄せ付けない美貌の女権運動家として全国の女性の羨望と尊敬を一手に受けていた冴子にとって僅か数日でこんな境遇に落ちたことが信じられなかった。
「一応利用上の注意点を読んでおくわね。」
聞こえよがしに麗華は読み始めた。
一、人間便器の使用後は必ずスイッチを押し水洗すること。
一、人間便器の口栓の開放使用は小便時のみとすること。但し定期清掃の5分前は大便でも開放使用可。
一、人間便器の性器は棚にある性具等を用いて自由に弄んで良い。
一、人間便器の膣内に射精した場合は、各自清掃すること。
一、人間便器に何らかの異常を見つけた場合はただちに連絡すること。
「以上です。」
麗華が読み終えると兵士の一人が手を挙げて質問しているが句麗語なので冴子には内容は判らない。
[今から使ってみても良いのか?]
[勿論結構ですわ。]
[じゃあ俺が一番乗りだ。]
兵士は冴子の口枷の栓を外すとズボンのチャックを降ろし、一物を取り出すと冴子の顔をめがけて放尿した。冴子は顔を左右に振って逃れようとするが大した効果はなく、鼻そして口枷で強制的に開かされた口の中に容赦なく生暖かい小便が流れ込んでくる。兵士がおもしろがって目や口を狙って放尿するので、目も明けられず、せめて喉を閉じて呑み込まないようにするぐらいしか出来なかった。鼻からも尿が入ってくるのでむせ返ると、そのとたんにガハッと口の中に貯まった尿が顔面へとまき散らされる。やがて男の小便が終わると冴子は顔を傾け口の中の尿を流し出そうとしたが、素速く口枷の栓をされてしまった。
こうなってはもう吐き出すことも出来ず、口の中の尿は全て飲んでしまう他はなかった。
 涙ながらに尿を飲み終えると別の男が冴子の足(いや、もはや便座と呼ぶ他はないだろう)にズボンを降ろし腰かけた。
冴子はこれから何が起きるのかを理解しおののいたが口枷の栓をされた為声をあげることすら出来ない。
やがて顔上の男の肛門から大便がひり出されるのが見え、冴子は目を閉ざして観念した。
用が終わると兵士は水洗のスイッチを押した。
冴子の頭上のパイプから水が勢いよく流れ落ち、冴子の顔面にある汚物を流し始めた。きれいになっては来たが、水は流れ続け顔面より15センチ近く上まできて止まった。このままでは溺れてしまうと冴子はあがき、頭を必死で持ち上げた。そのとたんゴーッと音がして頭の下にあった排水溝へ一気に流れ落ちていった。冴子には麗華が言った排水管の意味が始めて分かった。水が流れきると、もう一度パイプから水が流れ出したので無我夢中でまた頭を持ち上げた。
[いかがでしょう?今度の改良型便器は二度流しとなっております。]
[これは衛生的でいいな。]
[でも、水が勿体ないんじゃないか。]
勝手な会話をしながら麗華と兵士達は出て行き、後に残された冴子はすさまじいショックで呆然と放心し半失神状態だった。
その後何人かが排泄していったが、定期清掃直前に入ってきた性奴隷の女性の場合は悲惨だった。
性奴隷は反抗などを防止する為の見せしめの意味で人間便器での排泄を義務づけられており、また玩具の階層の女は交代で定期清掃をさせられる規則になっている。性奴隷達は自分より遙かに悲惨な女を見ることにより今の地位を維持しこのような境遇に落とされることがないようプレッシャーを受け、また同時に多少の優越感を持つことも出来るシステムなのである。したがって性奴隷は弱者に対する一種のイジメに似た感情を持つことが少なくない。
その性奴隷は部屋に入ってくると、冴子の口栓を外すと冴子に座るやいなや猛烈な勢いで下痢便をひりだしたのだ。あまりの悲惨さにこの描写は割愛する。
その性奴隷が出ていくと入れ違いに監視の兵士に付き添われた玩具の女が清掃に入ってきた。
「ほ、本城さん?私警備の川路理絵です。こんなひどい目に・・・。」
「人のことを心配している場合じゃないぞ。態度が悪いとお前もこうなるんだぞ。」
兵士にそう言われると理絵は一瞬ビクッとした。
「あうええ、おえあい。」
冴子が助けてお願いと言っているであろうことはすぐに理解できた。同じ女性として尊敬し憧れてさえいた女権拡張運動家の本城冴子が自分たちの警備不始末のせいで拉致され、こんな惨めな境遇に落とされていることに身を打たれるような責任を感じた。しかし一歩間違って自分が玩具から人間便器に落とされた事を想像すると同情の念をを振り払うより他はなかった。理絵は自らの意志を全く持たずただただ射精されるだけの玩具よりは、多少とも自分の意志を持って奉仕できる性奴隷に昇格して貰いたい理絵には従順さが唯一の選択肢だった。
(ご免なさい、ご免なさい、許してください。)
心で謝りつつ清掃を開始した。
まず、洗浄機で冴子の口の中の下痢便を洗い流し汚れた口枷ををきれいに拭い栓をした。
冴子はそれだけでもとても嬉しく涙が出てきた。
しかし、冴子にはもっと大きな屈辱が用意されていた。
理絵は清掃用具の箱からシリンジを取り出しグリセリン液を吸い込み冴子のむき出しの肛門に突き刺した。口の中を洗い流され安堵し目を閉じていた冴子には何が起こったのか理解が出来ず、便器の底から見上げると、理絵によって浣腸されているのが見え、同時に浣腸液が体内に多量に流入してくるのを感じた。
「・・・・・・・・。むうぅ、むううぅ。」
口栓をされたので冴子は悲鳴を上げるが声ににならない。
やがてどうにもならない便意が襲ってきた。
(この格好で排泄したら自分で自分の便を浴びることになっちゃう、ひ、非道い。いやぁ。)
だが刻一刻とその瞬間が近づいてくる。
(いや、こ、こんなの。あんまりだわ。あぁぁ、出ちゃう。だ、ダメ。出ちゃう。いや、いや、あぁぁぁ。)
びりびりびりと音を立て噴水のように浣腸液と便が吹き上がり、便器の中、すなわち冴子自身に降り注いだ。
「むぅぅぅ、ううぅ。」
顔を揺するが元より効果はなく、冴子は自分の糞にまみれていった。そして、最後に震えが来て失禁し、小水がジャボジャボと自分の顔を打った。
理絵はせめてもの労りとばかりに、少しずつ水を流しながら自身の糞尿にまみれて放心状態の冴子の体をきれいに優しく拭き、清掃を終えると口栓を外し流動食をゆっくりと冴子の口に流し込んだ。
汚れの取れた冴子は突然に空腹感が湧いてきて、むさぼるように呑み込んだ。
流動食を全て注入すると口栓を戻し理絵は監視兵と共に部屋を出ていった。
午後も同じ事が繰り返され一日が終わった。
係りの兵士が冴子のいましめを解き、フレームから解放されたが一日中不自然な形に拘束されていた為、体の自由が全く利かない。口枷も外されたがやはり自分ではすぐには口を閉じることすら出来ず、自殺防止用の柔らかな口枷を入れられ兵士の手によって漸く顎を動かすことが出来た。口枷によって完全に閉じることは出来ないものの冴子はずっと楽になった。
そしてこれも自殺防止の為に手を動かすこともできない程窮屈な寝袋に入れられ消灯時間となった。
翌朝冴子は目覚め、またあの地獄が始まるのかと思った。
(死にたい。)
しかしこの状況では舌を噛むことすら出来ない。口枷を外された時も顎が動かず舌を噛むどころではなかったし。
唯一選択できる自殺方法は、・・・・・溺死。排泄後の水洗の時に頭を持ち上げさえしなければ。
(いやだ!糞尿の混じった汚水の中で溺れ死ぬなんて、気管も肺も喉にも胃にも糞尿と汚水が満ちて溺れ死ぬなんて、そんな最後なんてあまりにも惨めすぎる。絶対イヤだ・・。)
「何でこんな目に・・・。ううぅ・・・。」
しばし嗚咽を続けたが、やがて心身共に疲れ切った冴子は深い眠りに落ちた。

朝が来て扉が開き麗華と兵士達が入ってきた。
「おはよう、目覚めのご機嫌はいかが?また便器の一日が始まるのよ。曹長準備を。」
「はい、少尉殿。」
兵士が冴子を寝袋から出し、またフレームを運んで来ると冴子はパニックになった。
「ゆういえうああい、おえあいえう。あんえもいあすああ。」
冴子は許してください、お願いです。何でもしますからと必死で懇願した。
冴子がついに屈服したであろう事を確信した麗華は兵士に命じ冴子の口枷といましめを解かせた。
「お願いです。もう耐えられません。何でもします。お願いですから、便器だけは許してください。麗華さん、お願いします。」
冴子は土下座して麗華に必死で許しを請う。
「何でもするって?そんなに人間便器が嫌なのかい。お似合いなのに。」
「そんな事言わないで下さい。お願いです。許して下さい。」
「性奴隷にも玩具にも役に立たないからやっぱりお前は便器しかないね。」
「お願いです。お願いです。便器はイヤ。お願いですぅ、うっうっうっ。」
冴子は嗚咽した。
「ふうん、じゃあ性奴隷に格上げしてあげようか?玩具じゃなくて性奴隷だよ。」
「えっ、ほ、本当ですか?」
「玩具に意志はなく弄ばれるだけだけど、性奴隷は自らの意志で殿方にありとあらゆるご奉仕をして喜んでいただかなくちゃならないのよ。女権運動家のあなたにそれが出来るのかしら。」
(えっ・・・。)
一瞬冴子の脳裏に女権運動家としての華々しい活躍や理念がよぎった。しかい最早冴子に選択肢など無い。人間便器だけには絶対戻りたくない以上はそんな理想や感傷はこうなってはカス程の値打ちもない。
「は、はい。」
「女権運動家の女闘士が、自らの意志で殿方の性奴隷になりたいというのね。」
「はい、ならせてください。」
冴子は力無く答える。
「じゃあ今までのこととこれからのことをここで云ってみなさい。」
「・・・・・。」
「さあどうなの、それとも便器のままでいるかい。」
「ひっ」
便器にだけは戻りたくない冴子は、プライドなど捨てる他はなかった。
「私は今まで女権運動などと間違ったことを致しておりました。その罪滅ぼしとして今後は殿方全てをご主人様と敬い、冴子の全身全霊を掛けて誠心誠意ご奉仕させていただき、これからはそれを歓びとして生きて参ります。」
「あらあら、良くできたじゃないの。さすが才媛の誉れも高い本城冴子さんね。ご褒美に二階級特進で性奴隷にしてあげるわ。」
「ありがとうございます。」
「ただし自殺を図ったり殿方へのご奉仕に手抜きをしたら即座に人間便器に戻すわよ。」
「はい。麗華様」
冴子は完全に屈服していた。それしか道は無いのだから。
「奴隷としての調教は後としてまず手始めに、今ここでおいでの殿方にお前が足を開き自分でおマンコを広げて、『本城冴子のおマンコを存分にご覧下さい。』と言いなさい。」
(そんなこと、・・でも便器にだけは絶対に戻りたくない。そう、だから今までの本城冴子はもういないの)
新たにそう決意すると冴子は足を大開にして両手で秘唇を広げ、まだ恥ずかしさの残る口調で言った。
「本城冴子のおマンコを存分にご覧下さい。」
言いようのない屈辱ではあったが、フレームに固定され身動きすらできない状態でただ糞尿を浴びるだけの人間便器よりは、恥ずかしいとはいえまだしも自分の意志で足を開くことが出来る今は天国にも思える。
「次は殿方のお一物にご奉仕しなさい。」
麗華が目配せをすると兵士の一人がズボンのチャックを降ろし男根を出した。
以前の冴子なら男性器が顔に近づいただけで吐き気を催していたが、人間便器として想像を絶する処遇を受けた後ではそれを口に含むことに何の抵抗もなかった。それどころかこの男根こそが自分を人間便器から引き上げてくれるのだと思い、むしろ愛おしさすら感じ始めていた。





朋子が目覚めたのは、小ぎれいな部屋のベッドの中だった。

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