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 第3章

「あぁっお、おねぇ・ちゃあん・・」
光の板に映し出されている麻衣は、信じられない様子で呆然と姉を見ていた。
−いつも凛々しかった亜衣おねぇちゃんが。邪鬼にどれだけ責められても喘ぎ声ひとつあげなかった亜衣おねぇちゃんが。そんな。そんな馬鹿な…−
「しっかりして、亜衣おねぇちゃんっ。お、おねぇ・うぐんんんっ!?」
「ははは、馬鹿な娘だね。お前も囚われているのに、しっかりもあったものじゃないわよ」
可憐な口にねとつく触手を無理矢理潜り込まされて亜衣への呼びかけを止めさせられた麻衣。彼女には凌辱の続きが待っていた。
「んぐっ・・うんん、ぐひぃいいっ」
溺れる寸前にまで悦楽の沼に沈められていた麻衣は、亜衣の活躍で一時は淫ら責めの水面に顔を出して一息つくことができた。しかし、彼女のよりどころである蒼い巫女が敵の罠に堕ちようとしているのを見たとき、麻衣は再びドロドロの淫獄にひきずり込まれていった。

一方、麻衣の支えであった亜衣は、濁ってしまった意識のなかで必死に快楽から逃れようと藻掻いていた。
−だ、だめ。こ、このままじゃ・・しっかり、しな、さい・亜衣・・これじゃあ、敵の思う壺だ、わ・・・−
思うようにならない自分自身を激しく叱咤する巫女。
漏れ出る喘ぎ声をなんとかこらえようと奥歯を噛み締め、邪念を振り払うかのように頭を振る。しかし、栗色の美髪が空を舞うだけで、亜衣の躰を埋め尽くす熱い波動は大きくなる一方だ。
自慰の経験すらない亜衣にとって生まれて初めての甘美すぎる刺激に彼女はとまどい、その間に少しずつ、しかも確実に躰を快楽で染め上げられる。

葛藤を続ける亜衣の姿をしばらく見つめていたスートラは、獲物の背後に回り込んだ。
躰をくねらせている天女は一秒ごとに強くなる快感と闘うのが精一杯の様子で、肝心の敵本人がそばに近寄ったことに気づくことが出来ていない。
スートラは、満足そうに切れ長の瞳を細めると、すっきりとした腕をのばし身悶え続ける亜衣の双丘を後ろから鷲掴みにする。
「きゃ、きゃあああっ!?、やめ、や・・・・・・っっっっ」
10本の指がくい込んだ二つの乳房から駆けめぐる凄まじいまでの悦楽に、亜衣はその一瞬言葉を紡ぎ出すことすら出来なくなってしまった。
抱きかかえる形で蒼い羽衣の美少女を捕らえている淫ら巫女は、両手でさらに美乳を揉みあげた。
亜衣の肉体は凌辱をしっかりと受け止めビクビクと震るえ、汗が流れる白い喉元は仰け反りひくつく。
獲物を手に入れたスートラは、聖巫女の熱淫がつまっている左右の美胸をそれぞれ揉みあげ、こねまわし、なぶり続ける。

「ひやああ、んぐ、ひぐっん・ん、や、やめ・ろぉ・・っ」
「あははは、いい反応だわ。ほらほら、こういう動きなんかどう?」
「あおぉっ、ぐ、ん・ん・いやぁああああ」

邪鬼のいたぶりでも心地よく感じたことなどない乳房から襲い来る凄まじい辱めにのけぞり身悶えし、ますます躰を熱くする亜衣。
もはや歯を食いしばることすら出来ずに、大きく開いたままの唇からは艶やかな悲鳴とトロトロの涎が流れ出る。

「いやぁ、いひやぁあっ、だめぇ、こ、れ以上、あぉあ、む、胸を触る、なぁっ」

麻衣の、小振りながらも美しい両方の柔陵に凌辱の限りを尽くすスートラの手を、悦楽で震える両手でなんとか振り払おうとする。しかし、胸を揉み抜かれる快感で力の入らない亜衣の抵抗など全く役に立たない。
「遠慮しなくてもいいのよ、ほぉら、ほぉら。乳首もこぉんなにいやらしくしこって。あらあら、羽衣をつきやぶっちゃうんじゃないの、この乳首ちゃんは。ふふふ」
「やはぁあああっ。く、くやしいひっ、あぐぅうううっ」
真っ赤に染まった亜衣の耳元に息を吹きかけるようにスートラの言葉なぶりが続く。
「あはははは。今の言葉でも感じちゃったの?卑猥な乳首がビクビクって震えたわよ?」
亜衣は歯を食いしばり、首を振って否定を示す。
「うんんーーーっ。ん、んあぁああっ!?」
しかし、その行為もスートラの紅い舌が亜衣の耳を捕らえる事で効果のないものとなってしまう。
淫猥な言葉責めと同時にふぅ、ふぅと熱い息を吹きかけていたスートラは、唾液にまみれた舌を亜衣の聴覚器官に差し入れたのだ。
全く予想もできなかった動きに、どうすることもできない亜衣。
くちゅくちゅという淫猥なぬめった音が亜衣の脳にダイレクトに入ってきて、乱れた思考をさらにかき混ぜていく。想像もしなかった所から注ぎ込まれる快楽に、亜衣はどう対応していいのかも判らずただ体を震わせることしかできない。
しかも、耳から流れるその快感電流は、亜衣の強靱な体力と巫女としての精神力を容赦なく切り崩していく。
右の耳をねぶり尽くすと、今度は左の耳。柔らかい耳たぶをついばみ、唾液まみれにするとまたも奥まで舌を差し入れて亜衣の心を強烈な快楽で混乱させていく。

「耳でもイイんだ?いやらしい躰はどこでも反応しちゃうのね。」
−ああぁ・・な、なにを・・言ってるの・?・だめ・・なにがなんだか・わかんない・・−

巫女の清らかな耳をぬとぬとに汚しながら、スートラの責めは再び大きく喘ぐ二つの胸に戻った。
「ほら、いまので、羽衣の上からでも摘めるくらい乳首が尖ってるわよぉ。これでも自分が聖なる巫女だと言い張るのかしら?」
「や、んあああっっっ、は、離せぇ・・っ」
羽衣の上からでもしっかり判るほどしこり起つ乳首を、マニキュアの指でこりこりと摘み玩ばれて汗を飛び散らせてのけぞる亜衣。注意力が耳に移ってしまっていた亜衣は、乳首に対する防御が一瞬遅れた。その遅れはそのまま命取りとなり、心は拒もうとするのだが躰が勝手に快楽をむさぼり続けてしまっている。

「このぶんだと、したのお口もすっかりとろけてるんじゃないのかしら?」
「そ、そんなこと・・や、きゃあうっっっっっっ!?」
亜衣は、目の前で光の玉が弾けたような錯覚を感じた。
天女の美乳を、パン生地をこねる様に揉みしだいていたスートラが、その手を亜衣の躰に沿って滑らせるとミニスカートのような羽衣のすそから乙女の秘部へ潜り込ませたのだ。
「・・あ・・・かっ・・はっ・あ、アはぁああっっっ」
亜衣の見開らかれた勝ち気な瞳にはそれまで光っていた理性の輝きが失われ、大きく開いた口からは悲鳴すら出てこない。
胸元をせわしなく喘がせ、凄まじい悦楽の嵐に呆然とするしかなかった。
さらにスートラは亜衣の大事なところで指を踊らせる。
絹下着の上から確かめるように軽くそこをなぞられただけで、さらに激しくのけぞり体を痙攣させる亜衣。
今の彼女は、淫敵のなすがままになってしまっている。
巫女の下着を軽く上下になぞったスートラの指には、ねっとりとした蜜がからみつき光っていた。
「あらあら。シミができてる程度かとおもえば、これくらいでもうすっかり溢れちゃってるのねぇ?いやらしい」
「そ、そんな、違うぅ・わ、わた・しは、そんなことぉ・・」
「あら、こぉんなにねちゃねちゃになってるのに?」
スートラは抱きかかえている亜衣の顔前に透明の粘液でべとべとになった右手をかざすと、指を拡げ、にちゃ、ねちゃと音を立ててみる。
「くぁああ、し、知らなひぃ・・」
亜衣はその淫猥な光景から目を背けようと首をひねる。
しかし、スートラはその指にからみつく巫女の蜜を、喘ぎ悶える美少女の顔になすりつけてさらに凌辱する。
「いやらしいネバネバがお似合いよ、天津亜衣。あはははは」
理不尽な辱めに対する怒りと、どこまで続くのか想像もできない悦楽の快感とがいり混ざった表情の美顔を一層紅潮させて嘲笑を耐える。
−あぁ、そんな。どうして、あんなになっちゃてるの?。なんで、こ・んな刺激に耐えられな・・いの?くやしい。でも、この、まま、だと、手も足も、でない・・わ。どうしたら、どうしたらいいのっ?−

聡明な彼女の頭脳は桃色の濃霧によって完全に混乱し、なかなか理性的な思考がまとまらない。

スートラは亜衣に喜悦を与えながら、喘ぎ続ける少女の正面に移った。
敵が目の前に接近しているのに、美少女戦士の体は有効に働かない。休み無く続けられる愛撫で、反撃する意志をとろけさせられているかのようだ。
褐色の邪鬼巫女は、亜衣の、震え、力無く閉じられている両脚を掴むとそれをM字に拡げ、無意識に溢れる蜜液で濡れまみれた下着に包まれる恥部を露わにする。
普段ならば清らかさが形になったような絹の下着は、巫女の躰から勝手に溢れる熱い恥液で濡れまみれている。
「うふふ、すごいすごい。いやらしい蜜がどろどろ流れて下着が張り付いちゃってるわよ。うわぁ、恥ずかしいところの形がくっきり判るわぁ。」
「いヒッ・・見るな、見・るな・あっ」
可憐な美少女の秘部をのぞき込み解説を始めた淫魔の頭を、亜衣は両手で遠ざけようとする。
しかしその抵抗はなんの役にも立たず、スートラの凌辱はさらに続く。
「お前の卑猥なところから溢れる蜜がとろとろ流れて止まらないわ。ふふふ、ここがヒクヒク動いてる。天神に仕える巫女って、みんなこんなにはしたないのかしらぁ?」
「よ、よくも・そんな・こと・・わ、私はそんな淫らなハァッ・・いひぃい・・ン・・やぁあぁ・・・」
せめてもの強がりをみせようと口答えをしていた亜衣。しかし、その反抗手段すら、スートラに乙女の秘部を軽く息吹きかけられただけであっけなく奪われてしまう。

「ははは、布一枚上から、かるーく息を吹きかけただけなのに、そんなにビクビクしちゃって。これじゃあ、直にいじめたらどうなっちゃうのかしら。」
−ぁああっ、だめ、ダメェッ、私の体になに、が起こってるのぉっ!?−

羽衣を突き破りそうなくらいに堅く尖った乳首の美乳を大きく喘がせ、病にかかったかのように躰をひくつかせる亜衣。巫女の自制が効かないのは躰だけではない。
亜衣の聡明な頭脳も、わずかな刺激でおこる快感のスパークで完全に思考を乱されていた。
そのうえ、今まで自慰の経験がなく、過去の邪鬼淫界との闘いにおける幾たびの凌辱でも快感などとは感じなかった亜衣には、今自分がどういう状態にいるのか判断ができない。
亜衣には、快楽への対抗手段がなにひとつないといってもいいのだ。
しかも、経験値のない亜衣は己の体がどれだけ悦楽に耐えられるのかすらも判らない。
今までの修行で鍛えてきた自分の肉体と精神は、淫ら責めにどこまでも抗う事が出来ると信じていた。ほかの人間はともかく性欲に嫌悪感すら抱いていた自分が、敵の責めによる快楽に溺れるなどとは、考えたこともなかった。
しかし。

−くそぉおおっ。こんなや、つに好き、放題されちゃうな、んてぇっ!−

悔しいが、亜衣は自分の躰が言うことをきかなくなってきているのを自覚させられていた。
どれだけ自分を戒めても、乙女の恥ずかしい部分が独りでにひくついてしまう。

−ま、負けちゃ・・だめ・・こんなこ・・とぉに・・い−

それでも、亜衣は美しい眉をひそめ、歯を食いしばり巫女の身体の中でうねり狂う熱い衝撃を堪えようと必死だ。
卑怯な淫薬のせいで躰は芯から溶けてしまいそうに熱いうねりに翻弄されかけているが、まだ自分の精神は巫女の慎みと戦士のプライドを保っている。亜衣はそう信じていた。

−そうよ・・ま、まだ、あきらめるわけには・・いかないわっ。今なら、まだ−

濡れた下着越しに感じる、流れる空気のいたぶりに抗う亜衣。
スートラの息がかかるたびにとろけそうな甘い悦楽が全身に響く。
しかし、先程までねちねちと弄られ熱い肉欲で燃え出しそうになっていた二つの膨らみは、スートラの指の責めから外れている。
亜衣にとって未知の驚異を送り続けてくるスートラの手は、亜衣の太股に添えられたままだ。
確かに、乙女の一番恥ずかしいところに顔を寄せられ、吹きかけられる今の空気による凌辱は鮮烈だ。
しかし、まだ奥歯を思い切り噛み締めて堪え、漏れる喘ぎ声を必死に飲み込むことができる。太股や胸が勝手にひくついてしまうが、この程度の刺激ならば亜衣の強靱な精神力で肉体の自由を取り戻せそうだ。
−ど、同時に胸も触られ・ていたら、危な・かったわ・・調子に乗って責めがおろそかになってるのね?−
甘美ではあるものの、胸への凌辱に比べれば耐えられないほどのものではない吐息責めを、亜衣はスートラの怠慢だと判断した。

−しめた、油断して、いる・・いまなら・・・い、いける。これなら・・・っ−

亜衣が反撃の希望を掴んだのと、それをうち砕かれたのは同時だった。

「・・っ!?っっっっっっーーーーーー!?」

動きを止めていたはずのスートラの紅いマニキュアの指が、亜衣の恥部にある尖りをスイッチボタンを押すように触れたのだ。
亜衣は突然の、しかも桁違いの甘く切ない悪魔のような刺激に一瞬気を失いかけた。
信じられない、という表情の瞳を大きく見開き凌辱に圧倒される。
聡明な巫女の躰を仰け反らせ、がくがくと痙攣させる。快楽の肉ボタンの下にある清らかな割れ目からは、どぷっという音が聞こえるような勢いで熱湯のような秘蜜があふれ出る。
「ふふふ、私が油断してる、とでも思ってた?」
スートラは艶ややかな唇を緩ませて嗤う。

淫魔は、手を抜いていたわけでも、油断していたわけでもなかった。
わざと攻撃を緩め、隙を見せ、獲物に考える時間を与えたのだ。
淡い希望を抱かせ、それをうち砕くことでいたぶりをより深く、効果的にする為に。
そして亜衣は、その罠にもまんまとひっかかってしまった。
溢れる蜜に濡れて桃色がすっかり透けて見える乙女の秘部を、凌辱者は人差し指でぐりぐりとねじこむ。
小指の先程もない小さな突起から爆裂する真っ白の感触は、脊髄を駆け脳を溶かす。
鋭い甘美な稲妻に悲鳴も出せなくなった亜衣。
濡れまみれて透け見える亜衣の清楚な割れ目は、凄まじい凌辱を全て受け止めうっすらと花開いていた。そこは巫女の決意を嘲笑うかのように勝手にひくつき、熱い液体をどくどくと吐き出す。下着の吸水能力を上回る大量の蜜は、股間を流れ伝い後ろの排泄器官をもべっとりと濡らす。小さなすぼみをぬめらせてもまだ余りある亜衣の恥液はそのまま床へ流れ大きな水たまりを作るほどになっていた。

「っ・・いっあっ・・そ、そこはっ・だっ・だ・・め・・っっひっ」
−な、な・にっ?・・こ、こんなのっっひっ・・だっ・・だめっ・・ど・どうしたら・・あっだめっだめっっ−

亜衣の理性はわずか小さな突起を弄られることで弾け飛んでしまう。
そこからの強烈な淫激は、なんとか形勢逆転を狙おうと考える巫女の聡明な頭脳を連続でリセットさせて思考を進めることすら妨げる。

知性溢れる蒼い羽衣の巫女戦士は、まさにスートラのたった一本の指に翻弄されていた。




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